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框組扉

申请号 JP2014219754 申请日 2014-10-28 公开(公告)号 JP6486066B2 公开(公告)日 2019-03-20
申请人 株式会社ノダ; 发明人 宮川 真一;
摘要
权利要求

左右一対の縦框間に鏡板を設けてなる框組扉において、鏡板が、縦框内面の凹溝に嵌合される外端部を有する一対の縦部材と、一対の縦部材の間に設けられる発泡材からなる芯材と、芯材の表裏全面および縦部材の少なくとも縦框間に露出する表裏部分を被覆する表裏の化粧板とを有してなり、表裏の化粧板の間および芯材の外側面と縦部材の内側面との間に空間が設けられていることを特徴とする框組扉。

芯材の少なくとも一部が縦部材より厚く形成されることを特徴とする、請求項1記載の框組扉。

前記空間の上下端木口を埋める隙間部材が設けられることを特徴とする、請求項1または2記載の框組扉。

说明书全文

本発明は、框内に鏡板を嵌合してなる框組扉に関する。

框内に鏡板を嵌合してなる框組扉において、鏡板の表面に曲面形状を与えて意匠性を向上させた従来技術として、出願人が提案した下記特許文献1,2記載技術がある。特許文献1では、平板状の芯材の少なくとも一面に複数の横リブを扉の上下方向に間隔をおいて互いに平行に設け、これら横リブを被覆するように化粧板を貼着して鏡板を構成している。特許文献2では、平板状の芯材の少なくとも一面の少なくとも上端および下端にそれぞれ横リブを設けると共に、横リブ間に複数の縦リブを設け、これら横リブおよび縦リブを被覆するように化粧板を貼着して鏡板を構成している。これらの従来技術によれば、横リブの表面がたとえば円弧面を描くように形成して用いることにより、幅方向中央部が湾曲状に厚肉化されたような外観を与え、意匠性ないし重厚感を向上させることができる。

特開2004−263453号公報

特開2007−085015号公報

これらの従来技術は、横リブの表面に任意の曲面形状を与えることにより、この表面形状に対応した多様な曲面を呈するように鏡板を構成することができ、簡単な工程で意匠性に富んだ扉を提供することができ、扉の設計の自由度を拡げることができるものであった。また、化粧板の裏側においてリブ材間に空間が形成されるので、鏡板が軽量化され、扉を扉枠に丁番を介して取り付けたときに過度の荷重や回転力が丁番や扉枠にかからず、扉が下がったり、扉の開閉に支障を来すなどの問題を生じさせないものであった。

しかしながら、化粧板の裏側においてリブ材間に空間が形成されることは、軽量化を実現する上では有意義であるが、反面、リブ材が存在しない箇所において化粧板の表面から芯材方向に負荷がかかると、化粧板が破損することがあった。これを防止するためには、リブ材の幅を大きくして空間を狭くすれば良いが、鏡板および扉の重量が大きくなり、取扱いや施工が困難になる。

したがって、本発明が解決しようとする課題は、リブ材を用いず、したがって空間を有しない中実構造でありながら軽量な鏡板を用いて、上記従来技術と同様に曲面状などの任意の表面形状を与えることができる新規な構成の框組扉を提供することである。

この課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、左右一対の縦框間に鏡板を設けてなる框組扉において、鏡板が、縦框内面の凹溝に嵌合される外端部を有する一対の縦部材と、一対の縦部材の間に設けられる発泡材からなる芯材と、芯材の表裏全面および縦部材の少なくとも縦框間に露出する表裏部分を被覆する表裏の化粧板とを有してなり、表裏の化粧板の間および芯材の外側面と縦部材の内側面との間に空間が設けられていることを特徴とする。

本願の請求項2に係る発明は、請求項1記載の框組扉において、芯材の少なくとも一部が縦部材より厚く形成されることを特徴とする。

本願の請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の框組扉において、前記空間の上下端木口を埋める隙間部材が設けられることを特徴とする。

請求項1に係る本発明によれば、表裏の化粧板の内側には略全面に亘って芯材が存在しているので、表面から負荷がかかっても化粧板が破損しにくい。

また、芯材は軽量の発泡材からなるので、厚くして重厚感のある扉としても重量が増大せず、取扱いや施工が容易である。

また、枠体内に設けられる芯材は、一対の縦框間に固定されているので、持ち運びや運送の際に扉の側面側から衝撃が加わっても芯材の変形や破損を防ぐことができ、木質材などで形成される枠体も変形や破損しにくいので、扉の意匠性を損なわない。

また、表裏の化粧板の間および芯材の外側面と縦部材の内側面との間に空間が設けられているので、さらなる軽量化を実現すると共に、鏡板の側面に縦框を取り付ける際に、この空間上で表裏の化粧板を押し込むことによって芯材の側端部を一時的に薄くすることができるので、縦部材から芯材側端部にかけての部分を縦框内面の凹溝に挿入する作業を容易に行うことができる効果が得られる。

請求項2に係る本発明によれば、上記の効果に加えて、芯材と縦部材の少なくとも一部が縦部材より厚く形成されるので、意匠性や重厚感に富んだ外観の扉を提供することができる効果が得られる。

請求項3に係る本発明によれば、上記の効果に加えて、前記空間の上下端木口を埋める隙間部材が設けられるので、化粧板の上下端部に負荷がかかっても破損しにくいものとする効果が得られる。

本発明の一実施形態による框組扉の正面図(a)、平面図(b)および側面図(c)である。

図1中A−A断面図(a)およびB−B断面図(b)である。

図2(a)の端部拡大図(a)、図2(b)の端部拡大図(b)および図3(b)中のC部拡大図である。

この框組扉に用いる鏡板を単独で示す正面図(a)、平面図(b)および側面図(c)である。

図4の鏡板から表裏化粧板を省略した状態の正面図(a)、平面図(b)および側面図(c)である。

本発明の一実施形態による框組扉10について、図1ないし図6を参照して説明する。この框組扉10は、主として建物の内装用の引戸やドアとして用いられるものであり、左右一対の縦框11,11間に鏡板12が嵌合されてなる。縦框11,11を構成する框材は、合板、集成材、LVL、MDF、パーティクルボードなどの木質材で形成される。

鏡板12は、左右一対の縦部材13,13と、芯材14と、表裏の化粧板15,15とからなる。縦部材13は、框材と同様に合板、集成材、LVL、MDF、パーティクルボードなどの木質材で形成され、その先端部13bが、各縦框11の内面に周設される凹溝11aに嵌合されることにより、框11内に設置される。

芯材14は、ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、EVA架橋発泡体、PET樹脂発泡体などの合成樹脂の発泡体で形成されるので軽量であり、この実施形態では幅方向の両外端部から中央に向かうにつれて徐々に厚みが大きくなる湾曲面状に形成されている。芯材14の形状については、この実施形態では幅方向の両外端部から中央に向かうにつれて徐々に厚みが大きくなる湾曲面状に形成されているが、高さ方向の両外端部(上下端部)から中央に向かうにつれて徐々に厚みが増大する湾曲面状に形成されたものであっても良く、あるいは、湾曲部が芯材14表面の一部に形成されたものであっても良い。芯材14は、1つの発泡材で形成されたものであっても、複数の発泡材に適宜分割してこれらを所定形状に組み合わせたものであっても良い。この実施形態では、4つの平面視略方形状の発泡スチロールを上下方向に隣接させて芯材14としている(図5(a))。

化粧板15,15は、合板、集成材、LVL、木質材、合成樹脂など任意の材料で形成することができ、MDFなどの薄い木質材の表面に合成樹脂、紙、合成樹脂含浸紙などの化粧シート状物を貼着したものや木目などの任意模様を印刷したものを用いても良い。その厚さも任意である。化粧板15,15は、芯材14の全面を被覆しさらに縦部材13,13の少なくとも縦框11,11間に露出する表裏部分を被覆する。

この実施形態では、各縦框11内面の凹溝11aが、奥方に形成される大径部11bと、この奥方大径部11bより若干小さい径を有する小径部11cとが段部11dを介して連続するものとして形成されると共に、各縦部材13が、縦框11の奥方大径部11bより若干小さい径を有する主部13aの両端に、該奥方大径部11bと略同径を有するように若干拡径された先端部13bを有するものとして形成されている(図3(c))。このようにすると、化粧板15の両端部を縦部材13,13の先端部13b,13bの根元において主部13a,13aとの間に形成される小さな段部(符号なし)に突き当てることができるので、化粧板15,15を縦部材13,13間に所定の間隔を保持しながら正確に位置決めして鏡板12を組み立てることができる。また、このようにして得られた鏡板12に縦框11,11を取り付ける際の作業も、化粧板15,15の両端部を凹溝11,11の段部11dに突き当てて行うことができるので、正確に位置決めすることができる。

なお、このときに、縦部材13の両端において、その先端面と凹溝11aの溝底面との間に若干の隙間19が形成されるように各部材の寸法を設定すると、鏡板12の両側に各々縦枠11を取り付ける際に使用される接着剤の余剰分をここに溜めておくことができるので、好ましい。このような接着剤溜まりとして働く隙間19が形成されない場合、必要以上の量の接着剤が塗布されたときに、凹溝11aの溝底面に余剰分の接着剤が溜まり、縦部材13を所定位置まで押し込もうとする動きに対して反発力を与えることになるので、図3(c)に示す所定の位置関係で組み立てることができず、接着不良の原因となり、また、無理に押し込もうとすると縦框11を破損または変形させる恐れがある。

図示実施形態では、芯材14の幅寸法を一対の縦部材13,13間に保持されるべき幅寸法より小さく形成し、したがって、鏡板12を形成したときには、芯材14の外側面14aと縦部材13の内側面13cとが離れた状態で、表裏の化粧板15,15が貼着されている。したがって、表裏の化粧板15,15の間および芯材外側面14aと縦部材内側面13cとの間に空間16が形成される(図3(b))。このように空間16を形成することにより、鏡板12および框組扉10をさらに軽量化すると共に、後述するように鏡板12と縦框11,11との組立作業を容易にする効果がある。

空間16は鏡板12の高さ方向に連続してその上下端木口において開口するので、空間16の上下端木口を埋めて隙間を無くし、化粧板15,15の上下端部(空間16上の部分)に負荷がかかっても破損しにくいものとするために、この空間16の上下端木口に隙間部材17を設けることが好ましい(図3(a),図5(a))。隙間部材17は、空間16と略同一の断面形状を有する。隙間部材17の材質は、衝撃が加わっても化粧板15を変形や破損させない強度を有するものであれば、特に限定されないが、一例として、芯材14と同様に、ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、EVA架橋発泡体、PET樹脂発泡体などの合成樹脂の発泡体で形成することができる。

本発明は框組扉の構成に特徴を有するものであって、その製造方法は特に限定されないが、一例として、図示実施形態による框組扉10は下記のようにして製造することができる。すなわち、一対の縦部材13,13の一面側に架け渡すようにして化粧板15をステープルなどで取り付けた後、これを表裏反転させて、表裏両面に接着剤を塗布および/または両面テープを貼着した芯材14を、先に取り付けた化粧板15の裏面に接合し、もう一つの化粧板15を同様にして縦部材13,13および芯材14の他面側に取り付けて、鏡板12とする。この鏡板12の縦部材13,13の先端部13b,13bを縦框11,11内面の凹溝11a,11aに差し込んで接着剤などで固定することにより、鏡板12の左右両側に縦框11,11を取り付け、空間16の上下端木口に隙間部材17,17を挿入固定して、框組扉10が完成する。

既述したように、鏡板12において表裏の化粧板15,15の間および芯材外側面14aと縦部材内側面13cとの間には空間16が形成されているので、この鏡板12の外端部を縦框11の凹溝11aに挿入する際に、空間16上に存在する化粧板15,15を表裏から押さえてその厚さを一時的に薄くすることができる。したがって、縦部材13の内側面13cより内方まで凹溝11a内に挿入される場合(図示実施形態では、図3(a),(b)に示されるように、縦部材13の内側面13cが凹溝11aから抜け出ているが、これとは異なって、縦部材13が完全に凹溝11a内に挿入され、さらに、空間16上にある化粧板15,15の部分までもが凹溝11a内に入り込むような状態で鏡板12に縦框11,11が取り付けられる場合)に、この空間16上の化粧板15,15を表裏から押さえて薄くすることにより、鏡板12の外端部を縦框11,11の凹溝11a,11aに嵌合させる作業を容易に行うことができる。

10 框組扉 11 縦框 11a 凹溝 11b 奥方大径部 11c 小径部 11d 段部 12 鏡板 13 縦部材 13a 主部 13b 先端部 13c 内側面 14 芯材 14a 外側面 15 化粧板 16 空間 17 隙間部材 18 引手 19 隙間