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首页 / 专利库 / 信息化学物质 / Chemical substance information system

Chemical substance information system

申请号 JP2004143823 申请日 2004-05-13 公开(公告)号 JP2005327037A 公开(公告)日 2005-11-24
申请人 Mitsubishi Electric Corp; 三菱電機株式会社; 发明人 NISHIZAWA TETSUNAO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method, a system and a product, managing information about a used chemical substance name or a used chemical substance amount in an overall life cycle of a flow from production of the product to scrapping or recycling, about the industrial product. SOLUTION: Component configuration information of the product and shipment information are stored by a storage element of a wireless tag or the like installed to the product in a shipment stage of the product produced by a manufacturer. A wireless tag reading device and a personal computer terminal connected to the Internet unitarily manages component information of the whole product life cycle reaching a user via an installation work store or the like after shipment, receiving maintenance service of the product during using, and to finally to the recycling or the scrapping in the product. Thereby, by accessing a database by use of the Internet, all pieces of the chemical substance information used in the product can be immediately taken out. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI
权利要求
  • 複数の部品を組み合わされて生産された製品に取り付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、前記情報として前記複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる前記記憶素子の記憶手段と、を備え、前記化学物質は前記製品を形成する部品に含まれる0.0001パーセント以上の化学物質を記憶させていることを特徴とする化学物質情報システム。
  • 複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出しおよび書き込み可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、前記情報として前記複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる前記記憶素子の記憶手段と、を備え、前記記憶手段は前記製品に追加もしくは交換される部品の前記情報を追加記載可能であることを特徴とする化学物質情報システム。
  • 複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、前記製品もしくは部品に関する情報および前記記憶素子の外部に設けたデータベースへ通信手段にてアクセス可能なアクセス情報を記憶させる前記記憶素子の記憶手段と、を備え、前記データベースは前記製品もしくは部品に関する情報に対応する部品に含まれる化学物質を記憶させていることを特徴とする化学物質情報システム。
  • 前記記憶素子の記憶手段もしくは前記記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた製品もしくは部品に関する部品情報および化学物質情報は相互に関連する記号などの項目を含むとともに、前記部品情報及び前記化学物質情報は前記項目により一方から他方、および他方から一方を検索可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の化学物質情報システム。
  • 前記記憶素子の記憶手段もしくは前記記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた製品もしくは部品に関する部品情報および化学物質情報は、特定の部品にどの化学物質が含まれているかもしくは特定の化学物質がどの部品に含まれているかもしくは前記製品に対する特定の化学物質情報の検索が可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の化学物質情報システム。
  • 前記記憶素子の記憶手段もしくは前記記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた化学物質情報は特定の化学物質がデータリストに記載されていないことを検索可能であることを特徴とする請求項4に記載の化学物質情報システム。
  • 複数の部品を組み合わされて生産された製品の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され前記製品もしくは前記部品に関する部品情報および前記部品を形成する化学物質の種類や重量などの化学物質情報に区分けされた複数のテーブルと、前記複数のテーブルに設定され前記部品情報および前記化学物質情報を相互に関連させる記号と、を備え、前記部品情報及び前記化学物質情報の一方から他方、および他方から一方を検索することを特徴とする化学物質情報システム。
  • 前記部品情報及び前記化学物質情報の一方から他方、および他方から一方の検索を選択する表示装置と、を備えたことを特徴とする請求項7に記載の化学物質情報システム。
  • 前記記憶手段に記憶された前記テーブルに特定の化学物質が記載されていないことを検索可能な表示装置と、を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の化学物質情報システム。
  • 说明书全文

    本発明は、各種工業製品に使用されている化学物質量を管理・把握するための情報システムに関し、例えば無線タグ(電子タグ)などを製品に付けて該製品のライフサイクルにおける化学物質名・化学物質量を管理把握することに関するものである。

    近年、地球環境問題から工業製品に使用されている化学物質の使用規制が厳しくなりつつあり、工業製品を提供する側である製造業者は、自社で製造販売する工業製品において、使用する化学物質の表示や特定化学物質の使用量を提示したり、新たに使用禁止物質となった場合、使用禁止物質使用工業製品の情報の提供を求められるようになってきた。

    地球環境問題から工業製品のリサイクルを行いやすくする為の各種技術が提案されている。 製品個々に非接触で読み出し及び書き込みが可能な無線タグなどの記憶手段を付けて、この記憶手段に製品のライフサイクル管理の為の情報(製品型名、部品の種類、属性、廃棄方法、修理方法、保守履歴)を製造メーカ、販売会社、サービス会社、回収会社、処理会社にて無線タグ対応リーダ/ライター装置にて、各拠点にて情報の読み出し、登録を行い、無線タグのデータを中央の管理センターにて一括管理する方法が示されている。 製品情報の中には有害かどうかや材質や質量などの属性情報を記録することが記載されている。 (特許文献1参照)

    また、製品の修理情報、リサイクル情報を無線タグの情報を中央の管理センターに送るのではなく1つのタグに全ての記録が残る様にした技術も示されている。 (特許文献2参照)

    さらにまた、マニフェスト制度に基づいてフロンという環境汚染物質回収処理と再生と破壊処理を管理するシステムが示されている。 (特許文献3参照)

    そして製品情報・在庫管理に関する技術も知られており、これには商品コードを非接触式タグに記憶して、この非接触タグに記憶された情報に基づいて商品の在庫状況を管理することが記載されている。 (特許文献4参照)

    特開2000−48066号公報(図6、図7)

    特開2002−123654号公報(0068欄、0069欄)

    特開2002−189794号公報(図4、図14)

    特表平8−508359号公報

    上述したような従来の方法およびシステムは、何れも製品のライフサイクルの中で確実に保守、解体、廃棄する際の処理方法およびシステムに係わるものであり、製品全体に使用されている化学物質の情報管理までは考えられていない。 近年は環境問題がさらに厳しく取り上げられる様になり、製品に対し、製品のリサイクルはもちろん、製品を構成している個々の部品を形作る原材料の化学物質とその使用量まで、製品を製造してから破棄あるいはリサイクルまでの流れのなかでの使用化学物質の情報管理を行うことを求められつつある。 特に化学物質のなかでも有害物質(水銀、鉛、六価クロム、カドミウム)等などは厳しく管理され、今後有害に関する情報の増加につれて、規制される化学物質は増加する方向であり、これら社会的要求の発生の都度に迅速に答えなければならなくなってきており、化学物質情報管理の重要性は高まって来ている。 しかしながら従来は製品を製造してから破棄、あるいはリサイクルするまでのライフサイクル全体にわたる使用化学物質の情報管理と言う観点での処理方法およびシステムは存在しなかった。

    このように新たな環境問題が発生すると社会的に新たな規制を考える必要性が発生し、そのために様様なところでどんな製品にどんな化学物質が含まれているかの情報調査が必要になるという問題があった。 このため国外国内の各種団体、国、地方の行政機関から製造メーカへの情報提供が増大する一方、製造メーカだけでは対応出来ず、更には輸入品や、管理できないメーカの存在、又はメーカの倒産、化学物質の把握が出来ない修理業者による部品交換など情報の漏れや紛失が著しく化学物質の把握が困難であると言う問題があった。 更に製品に使用される一部の半導体のような部品は製造者のノウハウがあり化学物質を公表しないという問題があった。

    本発明の目的は、上述の問題点を解決するもので、工業製品について製品を製造してから破棄、あるいはリサイクルするまでの流れの全体的なライフサイクルの中で使用化学物質名や使用化学物質量の情報を管理する方法、システム、および製品を提供する事である。 また本発明は簡単なシステムで確実に化学物質情報を把握できるシステムを提供するものである。

    本発明にかかわる化学物質情報システムは、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取り付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、情報として複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、化学物質は製品を形成する部品に含まれる0.0001パーセント以上の化学物質を記憶させているものである。

    本発明にかかわる化学物質情報システムは、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出しおよび書き込み可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、情報として複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、記憶手段は製品に追加もしくは交換される部品の情報を追加記載可能である。

    本発明にかかわる化学物質情報システムは、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、製品もしくは部品に関する情報および記憶素子の外部に設けたデータベースへ通信手段にてアクセス可能なアクセス情報を記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、データベースは製品もしくは部品に関する情報に対応する部品に含まれる化学物質を記憶させているものである。

    本発明は、製品における化学物質の情報を誰でも必要な事項を簡単に入手できるシステムを得るものである。 また本発明はどこの誰が製造しようと使用中や廃棄処理する製品に対し、環境問題に対応できるシステムを構築できるものである。

    実施の形態1.
    図1は、本発明の実施における全体の仕組みの一例を表す図である。 本実施形態の化学物質管理システムは、製造メーカ302が構築し、インターネットに接続可能な部品材料データベース501、図面情報データベース502、部品・部品構成情報データベース503と個々の製品に取付けられる無線タグ200、その無線タグに記憶されている各種情報を読み込んだり、追記したりする為のインターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404が存在しておりこれらは、販社・販売店303、消費者304、保守・修理会社305、リサイクル会社306などそれぞれ必要とする、あるいは関連する部門がそれぞれが保有する。

    部品メーカ301は、製造メーカ302に納入する部品601、602,603、604全ての化学物質情報を製造メーカ302の指定するファイルフォーマットにて情報提供行う。 提供する情報の一例は、図10の各テーブルに記載された情報4001の部品番号、部品名称、4003の材料番号、質量、4004の材料名、物質番号、含有率などである。 化学物質情報の提供方法は、FDやMD,MO、CD−ROMなど外部記憶媒体を用いる他、電子メールなどで直接データファイルを添付して製造メーカ302に情報を提供してもかまわない。 製造メーカ302は部品メーカ301から提出された化学物質情報を、部品番号をキーとして部品材料データベースなどに登録を行う。 購入部品以外の製造メーカ302の内部で素材のような材料などから製造する部品に関しては、端末500から製造メーカ自身が直接、部品情報とともに化学物質情報を登録する。

    製造メーカ302は、部品材料データベースと図面情報データベースなどからの情報穂まとめて、生産ライン50にて部品を組上げて製品を量産する工程の最終段階にて、生産ライン50にて該製品に組付けた(テープ類や接着材、封入した各種気体、液体、固体など)全ての部品情報と所要量を含む部品構成情報を部品・部品構成情報データベースから無線タグに記憶させて、その無線タグを該製品150例えば冷蔵庫やエアコンなどの電気製品に組込んで出荷する。 この無線タグの記憶容量は、数k〜数百kバイトであるので、部品コードの桁数にもよるが数部品を組立た製品から自動車の様な3万〜4万点の部品から構成される製品にも適用できる。

    また、この無線タグには該製品の部品情報・部品構成情報だけでなく製造メーカの部品データベース501にインターネット700を介してアクセスする為のURL(UNIFORM RESOURCE LOCATION)も記憶しており、インターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404から図2に示す化学物質情報管理のホームページに自動的に接続される。 インターネットに開示されたホームページは、製品に取り付けられた無線タグ、製品の保証書、取扱説明書あるいは名板などから誰でも読み取りパソコンを介して読むことができる。 このホームページは製造メーカが各データベース501,502,503などにより作成、改廃などを行っても良いし、第3者機関、例えば業界団体、消費者団体、政府関連団体、国際機関、環境団体などが特別に設置された組織により作成を依頼され管理運営を行うものでも良い。 この場合図10のようなデータを集め図2の画像を作成し表示する。 更には図2の画像を無線タグ内の記憶手段、すなわちマイコンなどの素子内に記憶させるとインターネットに入らなくとも各種情報を簡単に確認できる。 この場合図10に記載した各種データを保有するデータベースからの情報をもとに自動的に図2の画像を作成し、無線タグ内部に記憶させる。 リーダーライタ内でプログラム処理して外部に接続するパソコンもしくはリーダーライターの有する画面に表示すればよい。

    販社・販売店303では、製品105が消費者に販売される段階で製造メーカ302から出荷された状態に、販売店などで消費者の希望などにより機能追加部品やオプション部品が追加された場合、また冷凍空調機の様に設置場所で、フロンなどの冷媒を充填するように設置場所で製造メーカ302から出荷された製品に部品(化学物質)が加えられる場合にその追加部品の部品番号や使用数をパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401から、該製品の無線タグに記憶させる。

    図2は、化学物質管理システムの画面遷移の一例を表すが、消費者304は、購入した製品が使用している化学物質情報を入手したい場合、インターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター402を使用する事により製造メーカの部品材料データベース501などにアクセスして、後で述べる化学物質情報検索が可能となる。 図3は後で説明する接続検索までのフローチャートを表す。

    保守・修理会社305は、持ち込まれた製品150に対して交換した部品や補充した部品のサービス部品情報その交換部品の部品番号や使用数をパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター403から、該製品の無線タグに記憶させる。

    リサイクル会社306では、持ち込まれた製品150に対して化学物質情報を入手したい場合、インターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター404を使用する事により製造メーカの部品材料データベース501やなどにアクセスしあるいは無線タグから読み出して、後で述べる化学物質情報検索が可能となり、また特定の化学物質から部品名、使用場所の特定が可能となる。

    部品材料データベース501は、インターネット700を介して外部からブラウザのソフトを利用してアクセス可能な様WEBサーバの機能も合わせ持っている。 その為、部品材料データベース501などにソフトウエアを組み込むことにより、製品150の無線タグから呼び出した、部品・部品構成情報から図10に示す様に部品番号を元に該製品150の化学物質情報を表示する事が可能になる。 もちろんこれらの情報を無線タグ内に記憶させても良い。

    本化学物質管理システムの部品材料データベースやソフトウエアは製品メーカの手元にあるため、いつでも機能追加が可能であり、今後使用規制が厳しくなり管理が必要となる化学物質の種類が増加しても、部品材料データベースに項目を追加したり、本化学物質管理ソフトウエアを改修することにより、常に要求に応じた報告をすばやく行う事が出来る。 あるいは、既に製造メーカが存在しない場合でもホームページや無線タグすなわち製品そのものから情報を引き出すことができる。

    この様に本発明は、製造メーカで生産された製品が製造メーカから生産、出荷され、販売会社、卸会社、小売店、据付工事店、を経由して該製品を購入した利用者に至り、さらに使用者が使用中に該製品の保守サービスを受け、最終的に使用者が該製品を手放し、回収後リサイクル・破棄までの製品ライフサイクル全般の化学物質情報を一元的に管理しその情報の透明化を図るものである。

    又本発明は、製品の出荷段階において該製品の部品構成情報・出荷情報を該製品に取りつけた無線タグ等の記憶素子に記憶させ、無線タグ読み出し装置とインターネットに接続したパソコン端末により、製造メーカの部品材料データベースにアクセスする事で該製品に使用している全ての化学物質情報を取り出すことが出来る。

    又本発明は、特定の化学物質情報を検索項目としてその化学物質がどの部品に使用されているかなど誰でもが自分に必要なことを検索でき、又利用者に渡った製品のライフサイクル中に故障が発生して、サービス会社により修理、保守を受けた場合、保守部品情報を無線タグに登録することにより化学物質情報の履歴管理を行える。 更に該製品の全ての化学物質情報を瞬時に取り出せる(報告できる)ことが可能である。 又、製造メーカの部品材料データベースほかにアクセスすることにより、その部品のリサイクル方法または破棄方法を判断する重要な情報を取り出すことが出来る。

    本発明は、利用者が購入した製品に対してオプション部品を追加した場合など、標準品以外の製品についても化学物質管理が可能である。 本システムと生産出荷計画システムを組み合わせることにより、製造メーカあるいは製品自体で各化学物質別使用量を把握する事が可能となる。 製品の製造に使用している部品構成情報を製品に無線タグ等の記憶媒体に取りつけて化学物質情報を一元管理に利用する事が出来る。 更に、同一製品において設計変更により仕様変更があった場合でもバージョン毎、化学物質情報を一元管理が可能である。

    本発明は、将来的に使用禁止化学物質等が増えた場合も過去に渡り使用禁止化学物質の使用量、使用製品名が把握可能であり、製品が存在すれば追加された使用禁止化学物質の使用有無が確認する事が可能である。

    上記のようにこの発明は製造メーカから出荷される製品全てにそれぞれの製品の型名や製造番号を生産日付に加え、該製品に組み付けられた全ての組立て部品ならびに部品(塗料・接着材やハンダなども含む)の部品番号と部品構成情報とを製造メーカの化学物質情報データベースにインターネットを介して接続する為のURLが無線タグなどの記憶媒体に記憶され製品に付けられている。

    製品出荷後に特別装備(オプション部品)が取付けられても、また故障による保守、修理を受け部品などを交換、補充した場合でも、パソコンに接続した無線タグに対して非接触にて該製品の無線タグにこれらの追加された部品データを書き込める無線タグライターを使用する。

    製造メーカなどは、製品の部品構成を管理するデータベースとインターネットからアクセス可能な部品番号ごとの化学物質情報のデータベースを持つ。 必要に応じて、パソコンに接続した無線タグライターより製品に取付けた無線タグに部品情報、部品構成情報を追加、修正可能である。

    インターネットに接続されたパソコンに接続した無線タグリーダを使用して、製品に取付けた無線タグから、製造メーカの化学物質情報データベースにアクセスするURLを取得して、無線タグ内に記憶された部品情報をもとに製造メーカの化学物質情報データベースにアクセスすることにより、その製品に使用されている全ての化学物質情報並びに各化学物質の使用量がレポートされる。 無線タグリーダを利用して製品に取り付けられた無線タグから化学物質情報を誰でも読み取ることができる。

    インターネットに接続されたパソコンに接続した無線タグリーダを使用して、製品に取付けた無線タグから、製造メーカの化学物質情報データベースにアクセスするURLを取得して、無線タグ内に記憶された部品情報をもとに製造メーカの化学物質情報データベースにアクセスすることにより、ある特定の化学物質を指定することによりその使用個所をレポートされる。

    以上説明したように、この発明によれば製品のライフサイクル全般における使用部品が把握出来る為、それにより製品のライフサイクル全般にわたる使用化学物質および使用量が把握可能である事である。 また,上記のように、製品にとりつけられている無線タグにデータとして製品の部品および部品構成情報のみとした事で、今後更に厳しくなると予想される化学物質の使用規制に対しても部品材料データベース501を参照する形をとっているため、製品150とインターネット700に接続する環境があれば直ちに最新の規制情報をもとに報告が可能である。

    さらに、本発明の方式を行う事で同一シリーズ同一モデルであっても設計変更により使用される部品が異なってくるが、製品の生産ライン50上にて該製品の部品・部品構成情報を無線タグに記録するため、同一シリーズ同一モデル製品の中であっても仕様の違いによる使用化学物質や使用量も漏らさず報告可能である。

    なお図1のシステム説明は冷蔵庫やパソコンのような大型電気製品や比較的メンテナンスを必要とする製品を対象例として説明したが、一方炊飯器、掃除機、トースター、自転車などの製品は、機器構成が簡単であったり、交換部品の材質がはっきり決まっていたり、ほとんどメンテナンスが必要ない場合であって、製品に取付けられる無線タグもしくはICカードのような記憶素子に全ての情報を記憶させると良い。 即ち図2に記載した化学物質管理システムの情報をもてた場合パソコンやハンディターミナルやPADに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404があれば、あるいはリーダライタそのものにて、インターネットに接続せずとも、簡易版の化学物質管理ソフトをリーダライタ、パソコンやハンディターミナルやPADに組み込むことで、該製品の使用化学物質や使用量などをその場で表示できる。

    無線タグのような記憶素子に全情報を記憶させる場合、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグやICカードのような記憶素子と、この情報として図2に記載した製品全体の化学物質の種類とその重量を記載したデータリスト2003以外に、部品に関する情報を記載した部品情報データリスト2002と部品毎の化学物質量が記載された化学物質情報データリスト2004有害物などの理由で管理対象となっている物質のリスト2005を含むものである。 この様に複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる前記記憶素子の記憶手段には、化学物質は製品を形成する部品に含まれる0.0001パーセント以上の化学物質を記憶させることによりほとんどの化学物質が含まれることになる。 即ちこれ以下の量が例え不純物として含まれていても自然界に含まれ一般に存在する化学物質との違いが検出できないだけでなくその影響なども判断出来ないものになる。

    図2は化学物質管理システムの化学情報を表示する一例を示し、基本画面2001にて製品の型名と製造番号のように対象とする製品を特定する情報と、どのようなデータリストがほしいかの選択を行うものである。 この基本画面2001の一例を図3に示す。 製品特定の情報として製品方名、製造番号、生産日付を示し、選択画面は部品別化学物質表示2002、機種全体化学物質表示2003、管理対象物質検索2005を選択できるものとする。 ほかに出力の選択と物質の重量単位の選択を行えるようになっている。 部品別化学物質表示2002の具体例を図4に示す。 検索のひとつのキーとなる部品番号や部品数とともにわかりやすいデータとするための部品名称やその部品の組み立てのレベルも表示される。 部品番号を指定して表示ボタンを押すと、次にその部品の化学物質名リスト2004を図6の例のように質量、含有率を含めて求めることができる。 この、部品に関する情報を記載した部品情報データリスト2002と部品毎の化学物質量が記載された化学物質情報データリスト2004を、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出しおよび書き込み可能に設けられた無線タグ等の記憶素子に記憶させることにより、各化学物質の重量データは、例え、前記製品に追加もしくは交換される部品があったとしても、その構成情報をデータリストに追加記載可能とすることにより化学物質を把握する有用なシステムとすることが出来る。

    この結果、製造メーカだけで対応しなくとも化学物質を把握することが出来る。 即ち輸入品や、管理できないメーカが存在する場合、又はメーカの倒産等があっても、修理業者や部品供給者が書きこみ可能であり、化学物質の把握が出来ない修理業者による部品交換等に対しては消費者が無線タグに書き込みすれば良いことである。 また製品に使用される一部の半導体のような部品は製造者のノウハウがあり化学物質を公表しないという問題に対しては、ノウハウが一般的になったとき、部品メーカがホームページなどで部品番号に相当する部品名称のものは無線タグ内に化学物質の記載が無かったが、それはこれこれのものであるという公表が可能になり、誰でも書き込みなどの処理が可能になる。

    次に機種全体化学物質表示2003を選択すると、図5のように製品型名に基づく製品全体の化学物質、その質量、割合を表示させることができる。 その製品の部品構成とその部品素材の化学物質や質量がデータリストなどに記憶されているため簡単な演算で図5のような表示結果が得られる。 管理対象物質検索2005を行う場合は、データベースや無線タグの記憶手段内にあらかじめ図7のような有害物質と指定されるなど規制の存在する管理対象物質を登録しておく。 その場合規制の根拠となる規格などで指定された物質番号も記憶させる。 図7の検索をクリックすることにより図8のように製品を特定する製品型名や製造番号などや、管理物質の特定とともに、その管理物質が使用されている部品の特定記号、名称や質量が表示されるとともに、もしその管理物質が特定された製品に存在しなければ該当部品無しの説明が表示される。 すなわち、特定管理物質が無いことが示される。 もちろん、あらかじめ登録された管理対象物質の代わりに、管理対象物質検索2005にてその物質名称や物質記号を入力して検索しても良いことは当然である。

    以上本発明のように、記憶素子の記憶手段もしくは記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた製品もしくは部品に関する部品情報および化学物質情報は相互に関連する記号型名、部品番号、物質番号のようなものを含んだ形データリストであるとともに、この部品情報データリスト及び化学物質情報データリストは相互にいずれも検索可能で、特定の部品にどの化学物質が含まれているかもしくは特定の化学物質がどの部品に含まれているかもしくは各部品に特定の化学物質情報の記載が無いことなどの多種多様な検索が可能である。 この検索の手順は、インターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404から図2に示す化学物質情報管理のホームページに接続し、図2の画面2001にて部品別化学物質表示を選択して、画面2002にて目的の部品コードである部品番号を選択して、表示ボタンを押すことにより画面2004にて化学物質情報が表示される。

    これらの画面表示内容は図10のデータベーステーブルから求められる。 先ず部品材料データベース501のデータベーステーブルの1例を図10に示すが、4001は部品番号と部品名称の関係を管理するテーブル、4002は4001にて定義した部品コードである部品番号が製品の構成としてどの様に組立られているかを管理する為の部品の親子関係を管理するテーブルであり、また4003は部品に使用されている色々な材料を材料コードである材料番号として使用量と合わせて管理するテーブルであり、さらに4004は4003にて定義した材料番号に対する材料名や物質番号、含有率、使用規制マークを定義するテーブル4005は4004にて定義された物質番号の物質名称CAS番号、規制物質マークを定義するテーブルである。 これはあくまで1例であるが、このように化学物質管理に利用する多種に渡る項目を定義して、多角的(色々な条件にて)に検索が可能とするため各種データリストをそれぞれ関連する形でまとめた表を多数持ち、各表を関連項目で定義したリレーショナルデータベースとして利用する。 図10の例として物質名称(物質番号)からその物質が使われている部品(部品番号)を検索したり、規制物質マークから部品(部品番号)を特定したり、その逆の検索も可能である。 これらデータベースのテーブルの定義は、どの様な情報を何の情報から取り出すかプログラムにより自由に定義可能である。

    また、記憶素子の記憶手段もしくは前記記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた化学物質情報は特定の化学物質がデータリストに記載されていないことを次の手順で求めることが出来る。 インターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404から図2に示す化学物質情報管理のホームページに接続し、図2の画面2001にて管理対象物質検索を選択して、画面2005にて目的の管理対象物質名を選択して、検索ボタンを押すことにより画面2006にて画面2005にて選択した管理対象物質が使用されている部品コードや部品名称が表示される。 本機能により該当する部品が表示されなければ、特定の化学物質がデータリストに記載されていない事になる。

    この内容を図10の各データリストで説明すると特定の化学物質が製品の部品に使用されていないことを検索するためには、4005テーブル5より検索する管理物質番号を取りだし、4004テーブル4から物質番号を元に材料名、材料番号を求めて、4003テーブル番号3を検索して該当部品コードを求める。 求めた部品コードである部品番号と記憶素子に記憶された部品コードである部品番号を比較して、記憶素子に記憶された部品コードが4003テーブル3から求めた部品コードと一致しなければ、特定の化学物質が使用されていない事になる。

    以上説明してきたように図2はインターネットにて接続する化学物質管理システムの画面偏移を示したものであるが、無線タグから記憶情報を読み出す場合は手元にある簡単なパソコンやハンディターミナルやPDA(personal digital assistance)等を利用するかあるいはリーダ/ライタ−401などを利用する事になるがこれら機器の特徴として表示画面が小さい事があげられる、その為小さな画面であっても検索結果などを判り易く表示するため、図2の2000から2001、2002の様に検索項目毎ウィンドウタイプ画面表示とする。

    本画面の効果として、本システムはメーカのサービスマンや商品を購入したエンドユーザが使用者となるが検索項目毎画面が切り替わるため、だれでも簡単にわかりやすい化学物質管理システムにアクセスし操作出来る。

    又図9はインターネット700に接続可能なパソコンに接続された無線タグのリーダ/ライター401、402、403、404から図2に示す化学物質情報管理のホームページに接続する手順を表した一例である。 3001は無線タグのリーダ/ライター付きのパソコンをインターネットに接続する。 3002はリーダ/ライター401、402、403、404を利用して記憶素子から501材料データベースに接続する為のURLとユーザ名とパスワードを読み出す。 3003はパソコンにインストールされているWWWブラウザを起動して、3002で読み出したURLを入力して501材料データベースに接続する。 3004では3002で読み出したユーザ名とパスワードを入力してシステムにログインする。 3005では、接続したシステムのから記憶素子から製品型名、製造番号、部品構成情報を送信するようガイダンスがでるので、リーダ/ライター401、402、403、404を利用して記憶素子からこれら情報を501材料データベースに送信する。 これにより3006化学物質管理システムメニューの2001初期画面が表示される。

    本発明は、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取り付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、情報として複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、化学物質は製品を形成する部品に含まれる0.0001パーセント以上の化学物質を記憶させているので、製品に含まれるほとんどの化学物質を把握することができる。

    本発明は、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出しおよび書き込み可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、情報として複数の部品に含まれる各化学物質の重量データを記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、記憶手段は前記製品に追加もしくは交換される部品の情報を追加記載可能であるので、常に最新の化学物質情報を把握できる。

    本発明は、複数の部品を組み合わされて生産された製品に取付けられ、記憶させた情報を読み出し可能に設けられた無線タグ等の記憶素子と、製品もしくは部品に関する情報および記憶素子の外部に設けたデータベースへ通信手段にてアクセス可能なアクセス情報を記憶させる記憶素子の記憶手段と、を備え、データベースは製品もしくは部品に関する情報に対応する部品に含まれる化学物質を記憶させているので、化学物質情報を確実に把握できる。

    本発明は、記憶素子の記憶手段もしくは記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた製品もしくは部品に関する部品情報および化学物質情報は相互に関連する記号などの項目を含むとともに、部品情報及び化学物質情報は項目により一方から他方、および他方から一方を検索可能であるので、誰でもほしい情報を簡単に入手できる。

    本発明は、記憶素子の記憶手段もしくは記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた製品もしくは部品に関する部品情報および化学物質情報は、特定の部品にどの化学物質が含まれているかもしくは特定の化学物質がどの部品に含まれているかもしくは製品に対する特定の化学物質情報の検索が可能であるので、目的の種種異なる多様な検索要求に簡単に対応できる。

    本発明は、記憶素子の記憶手段もしくは記憶素子の外部に設けたデータベースに記憶させた化学物質情報は特定の化学物質がデータリストに記載されていないことを検索可能であり、時代の変化に対応できる化学物質情報システムが得られる。

    本発明は、複数の部品を組み合わされて生産された製品の情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶され製品もしくは部品に関する部品情報および部品を形成する化学物質の種類や重量などの化学物質情報に区分けされた複数のテーブルと、複数のテーブルに設定され部品情報および化学物質情報を相互に関連させる記号と、を備え、部品情報及び化学物質情報の一方から他方、および他方から一方を検索するので、化学物質情報の透明化が図れる。

    本発明は、部品情報及び化学物質情報の一方から他方、および他方から一方の検索を選択する表示装置と、を備えたので誰でも理解できる化学物質情報システムが得られる。

    本発明は、記憶手段に記憶されたテーブルに特定の化学物質が記載されていないことを検索可能な表示装置と、を備えたので使いやすい化学物質情報システムが得られる。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの構成を示す概略図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの画面遷移図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの基本画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの具体的な画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの具体的な画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの具体的な画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの具体的な画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの具体的な画面説明図である。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの画面を呼び出すフローチャートである。

    この発明の実施の形態1における化学物質情報システムの部品材料データリストの手順説明図である。

    符号の説明

    50 生産ライン、 100−1〜100−n 製品、 150 無線タグがとりつけられた完成した製品、 160 販売店などで取り付けられる別販売部品、 200 無線タグ(部品)、 301 部品メーカー、 302 製造メーカー、 303 販社・販売店、 304 消費者(家庭)、 305 保守・修理会社、 306 リサイクル会社、 401 販社・販売店にある無線タグリーダ/ライター付きパソコン、 402 消費者(家庭)にある無線タグリーダ/ライター付きパソコン、 403 販社・販売店にある無線タグリーダ/ライター付きパソコン、 404 販社・販売店にある無線タグリーダ/ライター付きパソコン、 500 部品材料データベース登録用端末、 501 WWWサーバ機能を持つ部品材料データベース、 502 図面情報データベース、 503 部品・部品構成情報データベース、 601 部品メーカ提供 部品A 化学物質データ、 602 部品メーカ提供 部品B 化学物質データ、 603 部品メーカ提供 部品C 化学物質データ、 604 部品メーカ提供 組立部品A 化学物質データ。