受注生産品目と見込み生産品目が混流する製造工程において、保有生産能力を考慮し、各品目の需要変動に対応した生産指示の優先順位付けを行う。受注生産品目と見込み生産品目が混流する製造工程において、保有生産能力を越える需要が発生する場合を想定し、各品目に生産優先度を規定するパラメータをあらかじめ設定し、保有生産能力の範囲内で先行して生産すべき品目の優先順位付けを各品目の余裕在庫率に従って行う。余裕在庫率は、見込み生産品目において、(有効在庫量/必要在庫量)で求められる。一方、受注生産品目においては、出荷時点で納品できる量の在庫が必要であるため、その量の在庫(需要取込量)を必要在庫量、現在の出来高を有効在庫量と見なすことができるため、余裕在庫率(有効在庫量/需要取込量)として指標化する。受注生産品目ならびに見込み生産品目のすべての余裕在庫率を参照して、余裕在庫率の小さい品目から順に繰り返して生産工程の能力を配分し、両品目の注文充足率を最大化することを可能にする。
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