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凹版印刷機

申请号 PCT/JP2015/061308 申请日 2015-04-13 公开(公告)号 WO2015166788A1 公开(公告)日 2015-11-05
申请人 株式会社小森コーポレーション; 发明人 坂田 大; 佐野 博之;
摘要 平凹版にインキを供給するドクターブレードを自動洗浄することで作業者の負担を軽減し、印刷機の稼働効率を向上させることを可能とした凹版印刷機を提供するために、平凹版(101)と、基材(1)を保持する基材テーブル(112)と、平凹版(101)の版面と先端が対接離反可能に保持され平凹版(101)の一端縁から他端縁を結ぶ方向に移動自在に保持され平凹版(101)の版面にインキを供給するドクターブレード(119)とを備えて基材1に機能性パターンを形成する凹版印刷機(100)において、平凹版(101)の一端縁よりも外側あるいは他端縁よりも外側に、ドクターブレード(119)を洗浄する洗浄装置(135)を設けた。
权利要求
  • 平凹版と、
    基材を保持する基材テーブルと、
    前記平凹版の版面と先端が対接離反可能に保持され前記平凹版の一端縁から他端縁を結ぶ方向に移動自在に保持され前記平凹版の版面にインキを供給するドクターブレードとを備えて基材に機能性パターンを形成する凹版印刷機において、
    前記平凹版の一端縁よりも外側あるいは他端縁よりも外側に、前記ドクターブレードを洗浄する洗浄装置を設けたことを特徴とする凹版印刷機。
  • 前記洗浄装置は、
    前記ドクターブレード先端に接触離反可能な洗浄部材と、
    前記洗浄部材及び前記ドクターブレードの少なくとも一方を移動させ、前記洗浄部材を前記ドクターブレードの先端に接触させる洗浄部材接触駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の凹版印刷機。
  • 前記洗浄部材は帯状の洗浄シートであり、
    前記洗浄装置は前記洗浄シートが前記ドクターブレード先端に接触した状態で該洗浄シートを走行させるシート走行手段を備えることを特徴とする請求項2記載の凹版印刷機。
  • 前記基材テーブルは前記平凹版の一端縁側に設けられ、
    前記平凹版上と前記基材テーブル上を移動自在かつ回転自在にゴム胴保持手段によって保持され前記平凹版上のインキを前記基材テーブル上の基材へ転写するゴム胴を備え、
    前記ドクターブレードは前記ゴム胴が前記平凹版上から前記基材テーブル上へ移動しているときの前記ゴム胴の移動方向の上流側で前記ゴム胴保持手段に保持され、
    前記洗浄装置は前記平凹版と前記基材テーブルの間に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の凹版印刷機。
  • 前記ドクターブレードは先端が前記平凹版に対接した状態で前記平凹版の一端縁側から他端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第一ドクターブレードと先端が前記平凹版に対接又は近接した状態で前記平凹版の他端縁側から一端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第二ドクターブレードとであり、
    前記第一ドクターブレードを前記洗浄装置の前記基材テーブル側で洗浄し、
    前記第二ドクターブレードを前記洗浄装置の前記平凹版側で洗浄することを特徴とする請求項4記載の凹版印刷機。
  • 前記ドクターブレードは先端が前記平凹版に対接した状態で前記平凹版の一端縁側から他端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第一ドクターブレードと先端が前記平凹版に対接又は近接した状態で前記平凹版の他端縁側から一端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第二ドクターブレードとであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の凹版印刷機。
  • 说明书全文

    凹版印刷機

    本発明は、凹版印刷機に関する。

    従来の凹版印刷機においては、テーブル上にシート状の基材を配置して印刷するフラットベッドタイプのものとして、配線パターンの溝を形成された平凹版の表面にドクターブレードを接触させインキを供給しつつドクターブレードを平凹版の一端縁側から他端縁側へスライド移動させることにより上記平凹版の溝にインキを充填した後、シリコーンブランケットを外周に巻き付けたブランケット胴を上記平凹版上で転動させて、上記平凹版の溝に充填されたインキをブランケット胴のシリコーンブランケット上に受け渡し、次いで前記フラットベッドの基材上でブランケット胴を転動させ、当該ブランケット胴のシリコーンブランケット上のインキを基材上に転写することにより印刷するものが公知となっている(例えば、下記特許文献1等参照)。

    特開2012-209465号公報

    ここで、ドクターブレードで平凹版にインキを供給する場合、供給後、ドクターブレードの先端には付着したインキが残る。 この残留インキはそのままにしておくと次回以降のインキ供給の際にインキの粘度調整を困難にしたり、乾燥して落下し異物となるおそれがあるため、定期的に除去することが望ましい。

    しかしながら、従来はドクターブレードを平凹版から離したときに作業者が残留インキを適宜拭き取っており、これは作業者の負担になるばかりでなく、拭き取り作業時には印刷機を停止させなければならないことから、作業効率の悪いものとなっていた。

    このようなことから本発明は、平凹版にインキを供給するドクターブレードを自動洗浄することで作業者の負担を軽減し、印刷機の稼働効率を向上させることを可能とした凹版印刷機を提供することを目的とする。

    上記の課題を解決するための第1の発明に係る凹版印刷機は、
    平凹版と、
    基材を保持する基材テーブルと、
    前記平凹版の版面と先端が対接離反可能に保持され前記平凹版の一端縁から他端縁を結ぶ方向に移動自在に保持され前記平凹版の版面にインキを供給するドクターブレードとを備えて基材に機能性パターンを形成する凹版印刷機において、
    前記平凹版の一端縁よりも外側あるいは他端縁よりも外側に、前記ドクターブレードを洗浄する洗浄装置を設けたことを特徴とする。

    また、第2の発明に係る凹版印刷機は、第1の発明に係る凹版印刷機において、
    前記洗浄装置は、
    前記ドクターブレード先端に接触離反可能な洗浄部材と、
    前記洗浄部材及び前記ドクターブレードの少なくとも一方を移動させ、前記洗浄部材を前記ドクターブレードの先端に接触させる洗浄部材接触駆動手段とを備えることを特徴とする。

    また、第3の発明に係る凹版印刷機は、第2の発明に係る凹版印刷機において、
    前記洗浄部材は帯状の洗浄シートであり、
    前記洗浄装置は前記洗浄シートが前記ドクターブレード先端に接触した状態で該洗浄シートを走行させるシート走行手段を備えることを特徴とする。

    また、第4の発明に係る凹版印刷機は、第1から第3のいずれかひとつの発明に係る凹版印刷機において、
    前記基材テーブルは前記平凹版の一端縁側に設けられ、
    前記平凹版上と前記基材テーブル上を移動自在かつ回転自在にゴム胴保持手段によって保持され前記平凹版上のインキを前記基材テーブル上の基材へ転写するゴム胴を備え、
    前記ドクターブレードは前記ゴム胴が前記平凹版上から前記基材テーブル上へ移動しているときの前記ゴム胴の移動方向の上流側で前記ゴム胴保持手段に保持され、
    前記洗浄装置は前記平凹版と前記基材テーブルの間に設けられていることを特徴とする。

    また、第5の発明に係る凹版印刷機は、第4の発明に係る凹版印刷機において、
    前記ドクターブレードは先端が前記平凹版に対接した状態で前記平凹版の一端縁側から他端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第一ドクターブレードと、先端が前記平凹版に対接又は近接した状態で前記平凹版の他端縁側から一端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第二ドクターブレードとであり、
    前記第一ドクターブレードを前記洗浄装置の前記基材テーブル側で洗浄し、
    前記第二ドクターブレードを前記洗浄装置の前記平凹版側で洗浄することを特徴とする。

    また、第6の発明に係る凹版印刷機は、第1から第3のいずれかひとつの発明に係る凹版印刷機において、
    前記ドクターブレードは先端が前記平凹版に対接した状態で前記平凹版の一端縁側から他端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第一ドクターブレードと先端が前記平凹版に対接又は近接した状態で前記平凹版の他端縁側から一端縁側へ向かってスライド移動可能に構成された第二ドクターブレードとであることを特徴とする。

    上述した本発明に係る凹版印刷機によれば、版にインキを供給するドクターブレードを自動洗浄することができ、作業者の負担を軽減し、印刷機の稼働効率を向上させることが可能となる。

    本発明の実施例1に係る凹版印刷機の概略構成図である。

    図1の上面図である。

    図1に示す凹版印刷機の作動説明図である。

    図1に示す凹版印刷機によるドクターブレードの洗浄例を示す説明図である。

    本発明の実施例2に係る凹版印刷機によるドクターブレードの洗浄例を示す説明図である。

    以下、図面を参照しつつ本発明に係る凹版印刷機の詳細を説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。

    図1から図4を用いて本発明の実施例1に係る凹版印刷機について説明する。
    図1及び図2に示すように、本実施例に係る凹版印刷機100において、ベッド111上の一端縁側(図1,2では右側)には、シート状の樹脂フィルムやフレキシブルガラス等の基材1を保持する基材テーブル112が配設されている。 また、ベッド111上の他端縁側(図1,2では左側)には、配線パターンの溝(幅:約1~100μm)が形成された平板型の平凹版101を保持する版テーブル113が配設されている。

    また、ベッド111上には、上記一端縁側から上記他端縁側に向かって長手方向を向けたガイドレール114が、基材テーブル112及び版テーブル113を挟むように対をなして敷設されている。 ガイドレール114にはスライド部材115がそれぞれ係合している。 スライド部材115は、図示しないスライド部材駆動手段(例えば、リニアモータ等)によってガイドレール114の長手方向に沿って同期した状態でスライド移動することができるようになっており、スライド部材115上には、サブフレーム116がそれぞれ立設されている。

    対向するサブフレーム116には、シリコーンブランケットを外周に巻き付けたブランケット胴(ゴム胴)117の軸方向両端が、それぞれ偏心軸受118を介して回転可能に軸支されている。 偏心軸受118はサブフレーム116に回動可能に支持されており、図示しない偏心軸受駆動手段(例えば、エアシリンダ等のアクチュエーター)によって回動することができるようになっている。 そして、偏心軸受駆動手段を作動させ偏心軸受118を回動させることにより、ブランケット胴117を図1中に実線で示すようにブランケット胴117の下端縁が基材1の上面及び平凹版101の版面よりも上方に位置する高さ(離反位置)と、図1中に一点鎖線で示すようにブランケット胴117の下端縁が基材1の上面又は平凹版101の版面に対接する高さ(対接位置)との間で移動させることができるようになっている。

    また、対向するサブフレーム116のブランケット胴117よりも上記他端縁側(ブランケット胴117が平凹版101上から基材テーブル112上へ移動しているときのブランケット胴117の移動方向の上流側)には、ブランケット胴117の軸方向に沿って長手方向を向けたドクターブレード(第一ドクターブレード)119の両端がそれぞれドクターブレード保持部材127を介して揺動自在に支持されている。 ドクターブレード119は、図示しないドクターブレード駆動手段(例えば、エアシリンダ等のアクチュエーター)によって揺動することにより、図1中に実線で示すようにその先端が平凹版101の版面又は基材1の上面に対接する高さ(対接位置)と、図1中に一点鎖線で示すようにその先端が平凹版101の上面及び基材1の上面よりも上方に位置する高さ(離反位置)との間で移動させることができるようになっている。 なお、ドクターブレード119の先端は、ドクターブレード保持部材127よりも上記一端縁側に位置している。

    また、対向するサブフレーム116のドクターブレード119よりも上記他端縁側には、ドクターブレード119と同じくブランケット胴117の軸方向に沿って長手方向を向けたスクレーパー(第二ドクターブレード)133の両端がそれぞれスクレーパー保持部材134を介して揺動自在に支持されている。 スクレーパー133は、図示しないスクレーパー駆動手段(例えば、エアシリンダ等のアクチュエーター)によって揺動することにより、図1中に実線で示すようにその先端が平凹版101の上面及び基材1の上面よりも上方に位置する高さ(離反位置)と、図1中に一点鎖線で示すようにその先端が平凹版101の上面又は基材1の上面に対して僅かに隙間を有する高さ(近接位置)との間で移動させることができるようになっている。 なお、スクレーパー133の先端は、スクレーパー保持部材134よりも上記他端縁側に位置している。
    なお、図2中の符号126はブランケット胴117を回転させる駆動モータである。

    そして、基材テーブル112と版テーブル113との間には洗浄装置135が配設されている。 すなわち、ベッド111にはブランケット胴117の軸方向に沿って長手方向を向けた洗浄装置保持部材136が図示しない他の保持部材を介して保持されており、該洗浄装置保持部材136の長手方向両側にそれぞれエアシリンダ137を介して上下方向に移動可能にサブフレーム138が固定されている。 また、対向するサブフレーム138には、その軸方向をブランケット胴117の軸方向に向けた洗浄ローラー139、巻き出しローラー140、及び巻き取りローラー141の軸方向両端がそれぞれ回転可能に軸支されている。 なお、洗浄ローラー139はその上部がサブフレーム138から突出するように配設されている。 また、巻き出しローラー140は洗浄ローラー139よりも下方に配設され、巻き取りローラー141は巻き出しローラー140よりも下方且つ上記一端縁側に配設されている。
    上記洗浄ローラー139には帯状の洗浄布142が巻きかけられており、洗浄布142の洗浄ローラー139周方向の一端側は巻き出しローラー140に巻き取られ、他端側は巻き取りローラー141に巻き取られている。

    また、巻き出しローラー140、巻き取りローラー141には、それぞれ巻き出し駆動モータ143、巻き取り駆動モータ144が連結されている。 巻き出し駆動モータ143を作動させると巻き出しローラー140が洗浄布142を巻き取るように(図1では反時計回りに)回転し、洗浄布142が巻き取りローラー141側から巻き出しローラー140側へ向かって走行する。 一方、巻き取り駆動モータ144を作動させると巻き取りローラー141が洗浄布142を巻き取るように(図1では時計回りに)回転し、洗浄布142が巻き出しローラー140側から巻き取りローラー141側へ向かって走行する。 なお、巻き出し駆動モータ143、巻き取り駆動モータ144を作動させる場合は、それぞれ巻き取り駆動モータ144、巻き出し駆動モータ143に内蔵されているクラッチが切れて空転するものとする。

    ここで、本実施例においては、洗浄布142により洗浄部材(洗浄シート)を構成し、エアシリンダ137により洗浄部材接触駆動手段を構成し、洗浄ローラー139、巻き出しローラー140、巻き取りローラー141、巻き出し駆動モータ143、及び巻き取り駆動モータ144によりシート走行手段を構成し、サブフレーム116によりゴム胴保持手段を構成している。

    以下、図3を用いて本実施例に係る凹版印刷機100の作動を簡単に説明する。 本実施例に係る凹版印刷機100においては、版テーブル113上に平凹版101を載置するとともに、基材テーブル112上に基材1を載置した後、図3(a)に示すように、偏心軸受駆動手段を作動させてブランケット胴117を離反位置に位置付けた状態で、ドクターブレード119の先端を版テーブル113の一端縁側(図3では右側)に位置付けるようにスライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させ、ドクターブレード駆動手段を作動させてドクターブレード119の先端を対接位置に位置付ける。

    続いて、図3(b)に示すように、スライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿って版テーブル113の上記一端縁側から他端縁側(図3では左側)へスライド移動させ、前記ドクターブレード119の先端部により、平凹版101の配線パターンの溝にインキ2を供給(充填)すると共に当該平凹版101の溝以外の部分からインキ2を掻き取る。

    続いて、ドクターブレード駆動手段を作動させてドクターブレード119の先端を離反位置に位置付ける一方、偏心軸受駆動手段を作動させてブランケット胴117を対接位置に位置付けるとともにスクレーパー駆動手段を作動させてスクレーパー133の先端を近接位置に位置付け、図3(c)に示すように、駆動モータ126を作動させてブランケット胴117を回転させつつ、該ブランケット胴117を平凹版101の上記他端縁側から上記一端縁側へ移動させるようにスライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させる。 これにより、平凹版101の配線パターンの溝に充填されたインキ2が、ブランケット胴117のシリコーンブランケット上に転写(受理)されるとともに平凹版101の版面に該平凹版101とスクレーパー133との間の間隙分の厚さのインキ2が供給され、インキ2の膜が形成される。

    続いて、ブランケット胴117、ドクターブレード119及びスクレーパー133が平凹版101及び基材1から離反した状態で粘度調整等のために必要に応じて待機を行った後、ドクターブレード119及びスクレーパー133の先端が離反位置に位置付けられた状態、かつブランケット胴117が対接位置に位置付けられた状態で、図3(d)に示すように、駆動モータ126を作動させてブランケット胴117を回転させつつ、該ブランケット胴117を基材1の他端縁側(図3では左側)から一端縁側(図3では右側)へ移動させるようにスライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させる。 これにより、ブランケット胴117が、基材1の上記他端縁側から上記一端縁側へ向けて回転しながら移動し、基材1上を転動して、ブランケット胴117のシリコーンブランケット上のインキ2が配線パターンに対応した状態で基材1上に転写され配線パターンが印刷される。

    そして、このような印刷運転中、例えば、図3(c)に示す工程と図3(d)に示す工程との間の、粘度調整等のための待機時間等に、必要に応じて洗浄装置135によりドクターブレード119及びスクレーパー133の先端に付着したインキ2の除去を行う。

    具体的には、ドクターブレード119の先端を洗浄する場合、図4(a)に示すように、スライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させるとともに、エアシリンダ137を作動させてサブフレーム138を上方に移動させ、ドクターブレード119の先端を洗浄ローラー139の上部且つ基材1側において洗浄布142に当接させた後、巻き取りローラー141を作動させて洗浄布142を走行させることにより、ドクターブレード119の先端に付着したインキ2が洗浄布142により擦り取られて除去される。

    一方、スクレーパー133の先端を洗浄する場合、図4(b)に示すように、スライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させるとともに、エアシリンダ137を作動させてサブフレーム138を上方に移動させ、スクレーパー133の先端を洗浄ローラー139の上部且つ平凹版101側において洗浄布142に当接させた後、巻き出しローラー140を作動させて洗浄布142を走行させることにより、スクレーパー133の先端に付着したインキ2が洗浄布142により擦り取られて除去される。

    上述したように、本実施例に係る凹版印刷機100によれば、印刷運転中に一台の洗浄装置135によりドクターブレード119及びスクレーパー133の自動洗浄を行うことができるため、印刷機を停止させて作業者によりドクターブレード119の先端に付着したインキを除去する作業が不要となり、印刷機の稼働効率を向上させることが可能となるとともに、作業者にかかる負担を軽減することができる。

    なお、本実施例では、洗浄装置135を基材テーブル112と版テーブル113との間に配設する例を示したが、洗浄装置135は、版テーブル113を挟んで基材テーブル112とは反対側に配設してもよい。 また、本実施例では、エアシリンダ137によりサブフレーム138を上下に移動可能に構成した例を示したが、例えば、洗浄ローラー139の上端が基材1及び平凹版101の上面とほぼ同一平面上に位置するように、サブフレーム138の位置を固定する一方、ドクターブレード119及びスクレーパー133を上下方向に移動させることにより、ドクターブレード119及びスクレーパー133の先端を洗浄布142に当接可能な高さまで移動させ、洗浄を行う構成としてもよい。

    図5を用いて本発明の実施例2に係る凹版印刷機について説明する。 本実施例に係る凹版印刷機は、上述した実施例1に係る凹版印刷機の洗浄装置135において、巻き出し駆動モータ143及び巻き取り駆動モータ144を廃止する例である。 その他の構成は上述した実施例1に係る凹版印刷機と概ね同様であり、詳細な説明は省略する。

    本実施例に係る凹版印刷機においては、例えば、ドクターブレード119の先端を洗浄する場合、図5(a)に示すように、スライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させるとともに、エアシリンダ137を作動させてサブフレーム138を上方に移動させ、ドクターブレード119の先端を洗浄ローラー139の上部且つ基材1側において洗浄布142に当接させた後、スライド部材駆動手段を作動させてドクターブレード119を平凹版101側へ移動させると、洗浄布142によりドクターブレード119の先端に付着したインキ2が擦り取られて除去される。

    また、スクレーパー133の先端を洗浄する場合、図5(b)に示すように、スライド部材駆動手段を作動させてスライド部材115を介しサブフレーム116をガイドレール114に沿ってスライド移動させるとともに、エアシリンダ137を作動させてサブフレーム138を上方に移動させ、スクレーパー133の先端を洗浄ローラー139の上部且つ上記他端縁側において洗浄布142に当接させた後、スライド部材駆動手段を作動させてスクレーパー133を上記一端縁側へ移動させると、洗浄布142によりスクレーパー133の先端に付着したインキ2が擦り取られて除去される。

    上述したように、本実施例に係る凹版印刷機100によれば、印刷運転中に一台の洗浄装置135によりドクターブレード119及びスクレーパー133の自動洗浄を行うことができるため、印刷機の稼働効率を向上させることが可能となるとともに、印刷機を停止させて作業者によりドクターブレード119の先端に付着したインキを除去する作業が不要となり、作業者にかかる負担を軽減することができる。

    本発明は、印刷法により基材上に高精細なパターンの機能性膜(導電膜)を形成する凹版印刷機に適用して好適なものである。

    1 基材 2 インキ 100 凹版印刷機 101 平凹版 111 ベッド 112 基材テーブル 113 版テーブル 114 スライドレール 115 スライド部材 116 サブフレーム 117 ブランケット胴117
    118 偏心軸受 119 ドクターブレード(第一のドクターブレード)
    126 駆動モータ 127 ドクターブレード保持部材 128 駆動モータ 133 スクレーパー(第二のドクターブレード)
    134 スクレーパー保持部材 135 洗浄装置 136 洗浄装置保持部材 137 エアシリンダ 138 サブフレーム 139 洗浄ローラー 140 巻き出しローラー 141 巻き取りローラー 142 洗浄布 143 巻き出し駆動モータ 144 巻き取り駆動モータ