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Method and apparatus for optimizing depth images by adjusting print spacing

申请号 JP11557393 申请日 1993-05-18 公开(公告)号 JP3366372B2 公开(公告)日 2003-01-14
申请人 イーストマン コダック カンパニー; 发明人 エイ モートン ロジャー;
摘要 A method and apparatus for producing the image elements of a lenticular image. The lenticular image includes a plurality of composite images of the same scene where each composite image includes image lines. The image lines of one composite view are interleaved with the image lines forming the other composite images to create image line sets. The sets include one image line from each composite image. The sets of image lines are aligned with the lenticules of a lenticular overlay by adjusting the spacing between the image line sets, so that the sets are in optimum alignment or phase relationship with each lenticule of the lenticular overlay. The spacing between image lines and/or between scan lines and/or image line sets can be adjusted to correct phase errors. The scan lines are printed in a fast scan direction of a printer in alignment with the lenticules.
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 奥行画像を形成する方法であって、 (a) 異なる奥行画像視野に対応する画像ラインを各々
    含む画像ラインセットを形成する工程と、 (b)レンティキュル(半円柱レンズ) 整列した方向に走査することによって、レンティキュラーオーバレイ(半円柱レンズが配列された重畳層)のレンティキュルと整列し 、かつ該画像ラインセット間の間隔が連続的に
    変化するように、前記画像ラインセットを表示媒体上に
    固定する工程と、 (c)固定された前記画像ラインセットを用いて、視認者に対して奥行画像を投影する工程と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、工程(b)は、前記画像ラインセットを、レンティキュルピッチと可変位相関係オフセットとの和のピッチで固定する工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項3】 請求項 に記載の方法において、工程(b)は、光線追跡によって前記位相関係を決定する工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項4】 請求項 に記載の方法において、工程(b)は、奥行画像媒体に固定されたテストラインを用いて前記位相関係を決定する工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、工程(b)は、1つの前記画像ラインセット内の前記ライン画像の間隔を変化させる工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項6】 請求項 に記載の方法において、工程(b)は、非整数ステップを交互に切上げ又は切下げることによって(整数化し)、画像ライン間のプリンタステップ間隔を変化させる工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、前記画像ラインは走査ラインを備え、工程(b)は、位相誤差を補正するために、画像ラインの前記走査ラインの間隔を変化させる工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項8】 請求項 に記載の方法において、変化量が、走査ライン間隔の分数(fraction)であることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項9】 請求項1に記載の方法において、工程(b)は、画像ラインセット間のプリンタステップ間隔を変化させる工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項10】 請求項 に記載の方法において、工程(b)は、非整数ステップ数を交互に切上げ又は切下げる工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項11】 請求項1に記載の方法において、画像ラインは走査ラインを備え、工程(b)は、走査ラインをプリントする工程、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項12】 請求項 11に記載の方法において、前記走査ラインをプリントする工程が、プリンタ及びレンティキュルピッチを整合させることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項13】 奥行画像を形成する方法であって、 (a) 異なる奥行画像視野に対応する画像ラインを各々
    含む画像ラインセットを形成する工程と、 (b)前記画像ラインセット間の位相関係 が連続的に変
    化するように調節する工程と、 (c)前記位相 調節された前記画像ラインセットを用いて、視認者に対して奥行画像を投影する工程と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項14】 請求項 13に記載の方法において、画像ラインの各々は走査ラインを備え、工程(b)は、隣接する画像ラインセットの隣接する走査ラインの中心間間隔を調節する工程を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項15】 請求項 13に記載の方法において、画像ラインの各々は走査ラインを備え、工程(b)は、走査ラインの中心間間隔を調節する工程を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項16】 請求項 13に記載の方法において、工程(c)は、 (c1)表示媒体に、位相が調節された前記画像ラインセットを固定する工程と、 (c2)前記表示媒体に、レンティキュラーオーバレイを取り付ける工程と、を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項17】 請求項 13に記載の方法において、工程(a)は、前記オーバレイのレンティキュルに平行な方向に、前記画像ラインを配向する工程を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項18】 請求項 13に記載の方法において、工程(a)は、プリント装置の高速走査方向に、前記画像ラインを配向する工程を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項19】 奥行画像を形成する方法であって、 (a) 異なる奥行画像視野に対応する画像ラインを含む
    画像ライン群を形成する工程と、 (b)前記画像ライン間の間隔 が連続的に変化するよう
    調節する工程と、 (c)前記間隔 調節された画像ラインを用いて、視認者に対して奥行画像を投影する工程と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項20】 奥行画像を形成する方法であって、 (a) 異なる奥行画像視野に対応する走査ラインを含む
    走査ライン群を形成する工程と、 (b)前記走査ライン間の間隔 が連続的に変化するよう
    調節する工程と、 (c)前記間隔 調節された走査ラインを用いて、視認者に対して奥行画像を投影する工程と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための方法。 【請求項21】 奥行画像装置であって、 レンティキュルを含むレンティキュラーオーバレイと、 前記レンティキュラーオーバーレイと対面する画像媒体であって、該媒体上のレンティキュラー画像が、 連続的
    変化する位相関係で前記レンティキュルと整列されている画像ラインセットを備えている前記画像媒体と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項22】 請求項 21に記載の装置において、前記画像ラインは、画像ラインエッジのオーバラップを阻止するために離隔されていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項23】 請求項 22に記載の装置において、前記間隔は、位相誤差の補正を変化させることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項24】 請求項 21に記載の装置において、前記画像ラインの各々が走査ラインを備え、前記走査ラインは、走査ラインエッジのオーバラップを阻止する相互の間隔を有していることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項25】 請求項 21に記載の装置において、前記画像ラインは、前記レンティキュルの軸方向とプリンタの高速走査方向に、前記媒体上に固定されることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項26】 奥行画像生成装置であって、 シーンの視野を捕らえる捕集手段と、 媒体上に奥行画像を固定するための出力手段と、 前記捕らえられた視野から前記奥行画像を形成する処理手段と、 を含み、 前記処理手段は、 セットにおける各ライン画像が、異なる捕らえられた視野スライスに対応するライン画像セットを形成する手段と、 前記セットを奥行画像投影媒体と整列させるために該セット間の位相関係 が連続的に変化するように調節する手段と、 を備えていることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項27】 請求項 26に記載の装置において、前記レンティキュルを含むレンティキュラーオーバレイを備え、前記可変に調節する手段が、前記レンティキュル及び前記セット間の位相関係を調節することを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。 【請求項28】 請求項 26に記載の装置において、前記処理手段は、前記位相関係で位相誤差を補正するための手段を含んでいることを特徴とするプリント間隔を調節することにより奥行画像を最適化するための装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、レンティキュラー画像形成技術を用いて、そして特に電子プリント技術を用いて3次元画像の視覚を形成する奥行画像の生成に指向される。 上記電子プリント技術において、画像形成走査ラインは、プリンタの高速走査方向に配向されると共にレンティキュラーオーバレイ(半円柱レンズが配置された重畳層)のレンティキュル(半円柱レンズ)の向きに整列され、そして上記走査ライン、この走査ラインから成る画像ライン及び各レンティキュル下に形成された画像ラインセット間の距離を調整することにより、視距離及び視点が最適化され、これにより改善された画質のレンティキュラー奥行画像を形成する。 【0002】 【従来の技術】本出願は、ここに参照される米国特許出願第07/772,713号又はコダック事件番号第6
    1,496号である「電子的に補間された総合写真システム」と題する米国特許出願に関連している。 【0003】レンティキュラーアレイ(半円柱レンズアレイ)もしくはそのオーバレイ(半円柱レンズが平面上に配置された重畳層)は、画像に奥行様相を与えるための周知の手段である。 すなわち、このレンティキュラー画像は、外表面上の幅狭なレンティキュル(半円柱レンズ)を有する透明上層と、該レンティキュルを通して画像を投映する画像を含んだ基体すなわち下層と、を用いて生成される。 これらの2つの層は、いわゆるレンティキュラーシステムを形成し、このシステムにおいて各画像は、該システムが視認される度の関数として、選択的に可視化される。 奥行画像が仮に、異なる角度から視認されたシーンの多数の異なる部分を、単一コンポジションに組み込むことによって形成されるコンポジット写真であるならば、視認者の各目には異なる要素が見え、
    そして該視認者は視界の奥行としての最終結果を見るであろう。 その視認者はまた、画像に対してその頭部を動かし、これにより各目で他の視野を観察し、その奥行シーンをよりはっきりと認識することができる。 各レンティキュルは、多数の画像ラインもしくは画像ラインセットと結合し、その視認者は、各レンティキュルに対して各目で各セットの唯一の画像ライン(もしくは視野スライス)を見ると思われる。 上記画像ラインセットがレンティキュルで正確に記録されることは、それらの組合わせが視認される場合に適切な画像が形成されるための必須条件である。 この技術を使って鮮明な奥行画像に必要な記録を得るために要求される精度は、この構想を妥当なコストで市場に導入する際に大きな障害となっている。 また、視野エンベロープの配置を正確に調節することができない従来技術のシステムでは視認者が、画像から極めて狭小距離のエンベロープの外側に位置する場合、これらのシステムでは所望の奥行効果を得ることができないことが、消費者に受入れられるための第2の大きなネックとなっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、レンティキュラーアレイを形成する半円柱レンズの長軸に沿って、ライン画像プリント方向を整列させることである。 【0005】本発明の目的はまた、走査ライン間隔が、
    画像記録もしくはプリント装置がとる多数の最小移動ステップから成る走査ラインのフラクションを使って、プリント走査ライン、1もしくはそれ以上の走査ラインである画像ライン及びレンティキュラーオーバレイのレンティキュルに対して画像ラインを、それらの間の間隔を調節することにより整列させることである。 【0006】本発明のもう1つの目的は、レンティキュラー材のピッチで、画像ラインのセットを書き込むことである。 【0007】本発明のまたもう1つの目的は、視距離及び位置を最適化することにより、レンティキュル及び画像ラインセットの位相関係を調節することである。 【0008】本発明の更なる目的は、画像ラインをレンティキュルに整列させるために、特別な走査ラインをプリントすることである。 【0009】本発明の目的はまた、画像ラインセットを横切る画像ライン間、又は画像ラインセット間の間隔を変化させることによって、画像セット及びレンティキュル間の位相誤差を補正することである。 【0010】本発明のもう1つの目的は、画像ライン間の非画像領域の幅を変化させることによって、レンティキュラーに基づく画像システムにおけるレンティキュル及び画像ライン間の不整合を補償する方法を提供することである。 【0011】本発明の目的は、走査ライン間、画像ライン間及び隣接するレンティキュルの画像ラインセット間の非露光空間を変化させることによって、レンティキュル間隔の関数に等しい走査ライン率を使って及びレンティキュル/走査整列誤差を算出して、放射ビーム画像様の露光を介して、可変反射率もしくは透過率を有する層とレンティキュラーアレイもしくはオーバレイとから成る媒体上の3次元画像を形成するための方法を提供することである。 【0012】 【課題を解決するための手段及び作用】上記目的は、奥行画像、該奥行画像を生成するための装置及び媒体上にその奥行画像を固定するための方法を含み、そして放射線感応画像媒体と、該媒体の視認側をカバーするレンティキュラー・レンズアレイを含んでいる発明により達成される。 上記画像媒体は、上記アレイの各レンティキュルに対してライン画像を生成するために、レンティキュラーアレイのレンティキュルと平行に配向されたプリンタ走査ラインを使って露光される。 各画像ラインは、コンポジット画像もしくは視野の視野スライスである。 各レンティキュルの下側に重ねられる画像ラインの数は、
    各レンティキュルの下側に配置されている十分な画像ラインを生じさせる関数であり、これにより視距離範囲内にある視認者の各目には、各レンティキュルからの異なるライン画像もしくは画像スライスが見えるであろう。
    レンティキュル当たりの複合画像ラインは、各目に対して結果的に生じる結合画像の範囲を設定し、その画像は、3次元もしくは奥行効果を形成するために視界の奥行として視認者によって観察される。 走査もしくはレンティキュラーアレイの不規則性、画像ラインセットに対するレンティキュルの位相配列及びそのセット内の位相誤差等は、走査ライン、画像ライン、及び接するもしくは隣接する画像ラインセット間の非露光空間を調節することによって補償される。 【0013】 【実施例】引き続き明白にされるであろうその他の目的や利点と共に本発明は、以下に詳しく記述される構成及び作用の説明において明らかにされる。 なおその場合、
    添付の図面を参照するが、類似部材には類似符号を用いるものとする。 【0014】図1は、レンティキュラー技術を用い、そして本発明の技術を組み合わせて構成される奥行画像システム8を示している。 基本画像は、各レンティキュル14に対する複数の画像ライン12のセット10によって構成される。 視認される場合、各セット10の1つの画像ライン12は、各目17及び18によって見られ、
    そして観察された画像ライン(視野スライス)は、完全シーンを生成するために結合する。 目17及び18によって観察されたシーンは、視認角度の関数として異なり、つまりこれは、各角度から見られる視野が、同一シーンに対する異なる視角であれば、観察者にとって奥行として認識され得る。 この画像システム8は、通常の写真プリント媒体の如き記録画像媒体15と、好ましくは視認者(目17及び18)及び上記記録画像媒体15の間に介置されたレンティキュラーシートの形態で通常のレンティキュラーレンズ組立体もしくはオーバレイ16
    と、を含んでいる。 画像記録媒体15は、オーバレイ1
    6に接着された展開された写真フィルム、又は単に記録エマルジョンを含むオーバレイ16の平坦な裏面のような分離した基体であってよい。 しかしながら単眼視に対しては、その目の平運動により同様な奥行又は見回し効果が得られるであろう。 目17及び18は、一連の同時的な画像ラインもしくは画像スライスのように、オーバレイ16のレンティキュル14を通して例えば光線2
    0〜30を介してその画像を見る。 目17には、光線2
    0〜24を介して画像ラインもしくは画像スライスが見え、それらの画像スライスをコンポジット・単一第1視野に結合し、一方、目18には、光線26〜30を介して画像ラインもしくは画像スライスが見えて、それらの画像スライスをコンポジット・単一第2視野に結合する。 これらの第1及び第2画像によって形成される異なるシーンは、奥行立体感を与える。 【0015】図1のシステム8により得られたレンティキュラー画像は、電子的方法と同様に光学的手法を用いて生成され得る。 図2に示されるような好適なアプローチにおいて、画像捕集システム40が、異なる角度もしくは視角からのシーンの多数の画像を捕らえる。 該画像捕集システム40は、その画像をデジタル化し、そしてその画像を画像処理システム42へ送出する。 システム40は、電子的にもしくはフィルムを使って画像を捕らえる通常の単一カメラ又は通常のカメラセットであってよい。 フィルムシステムが用いられる場合、通常のフィルムスキャナがそのフィルム画像を電子画像に変換する。 画像処理システム42は、捕集された画像のスライスが重ねられるコンポジット・プリントファイルにその画像を結合する。 コンポジット・プリントファイルは、
    画像プリントシステム44に設けられている。 数個のデジタル画像から適切なプリントファイルを生成する処理についての詳細な記述は、冒頭で述べた関連出願において説明されている。 画像処理システム42は、好ましくは例えばサン・ワークステーションのような作業端末タイプのコンピュータである。 上記画像プリントシステム44は、サーマルプリンタ、レーザープリンタ、陰極線管プリンタ又は光学プリンタ等の異なる通常のプリントメカニズムのうちの1つであってよい。 ここでの説明から理解されるように、いわゆるプリント走査ラインと呼ばれるプリントされたラインの中心間の距離を調整可能なプリンタが好適である。 かかる性能を備えた好適な光学プリンタとしては、イーストマンコダック社から利用可能なLVTプリンタ;モデル1620Bである。 画像プリントシステム44によって得られたプリント15
    は、レンティキュラーオーバレイ16をプリント15に取り付けるオーバレイシステム46に供給される。 オーバレイシステム46は、自動化され、又は貼着のような通常の接着技術を用いてオーバレイ16をプリント15
    に接合する専門技術である。 【0016】図3(a)は、通常の写真プリントにおけるように、プリント画像が直接視に対して設計されている場合、好適なプリンタによって得られたその典型的なプリント画像の断面を拡大・誇張した図が示されている。 この直接視は、例えば手にしたスナップ撮影写真を見る場合のように、プリントとその視認者との間に何らのレンズシステムを介在させることなく、その写真を見ることである。 プリントされた各画素60〜66は、
    (画素の特定の形状及び強度輪郭は、そのプリンタの光学的特性によって決定されると理解されるべきであるが)ダイアモンド形状であり、そして光学露光システム下にプリント媒体を位置付けし、ダイアモンド状のアパーチャを介して有色ライトを適正に送出させることによって形成されると考える。 次の画素を生成するために、
    好適なプリンタの回転ドラムに取り付けられたプリント媒体は、走査ライン68もしくは高速走査方向に沿って、別の露光が行われる別の位置へ移動される。 次の、
    又は隣接する走査ラインをプリントするために、プリントヘッドは、高速走査方向に直交する低速走査方向71
    に且つ上記回転ドラムを横切って、次の走査ライン位置まで複数のプリンタステップだけ移動される。 また直接視のための平滑写真画像を生成するために、画素は、オーバラップ領域70により示されるように走査ライン方向と、オーバラップ領域72により示されるように高速走査方向に直交する低速走査ライン方向の両方向でオーバラップするように設定されている。 通常のオーバラップ画素空間を用いてプリントされたプリントが、レンティキュラー・オーバレイを介して視認され、即ち直接視覚されない場合、低速走査方向71における異なる視野からの隣接する走査ライン上の画素は、上記レンティキュラー・オーバレイによって生成される画像画質を低下させる、隣接走査ライン変調と呼ばれる効果を生じさせる。 かかる効果を減退するために、画素が極度にオーバラップせず、即ちオーバラップ領域72が生じないように、異なる視野もしくは画像の走査ラインを一定距離だけ離隔させて配置することが好ましい。 図3(a)は先鋭であるべき各画素のエッジを示しているが、実際には図3(b)に示されるように、プリンタの光学的回折効果のためにエッジの先鋭性は損なわれる。 一般に、このような各画素のエッジ状態は、図3(b)の点線80で示されるように最大強度の何パーセントかとして、プリンタのメーカーにより決定される。 オーバラップを除去するために、画素を低速走査方向71において十分離れて配置することが必要であり、これによりライト強度は、点線で示されるようにプリント媒体の例えば活性化閾値82の如き所定の閾値以下になる。 該活性化閾値は、照射露光に起因して媒体上で化学的変化が生じ得る最低ライト強度レベルである。 この活性化閾値82は媒体から媒体へ変化し、隣接する画像ラインの走査ライン間の配置が可変であることを必要とし、あるいは配置がオーバラップを阻止するために十分な任意の大きさの距離となることを必要とする。 後述するように、このような配置は、プリントヘッドにより、低速走査方向においてステップ数もしくは走査ライン間で移動される距離を調整することにより達成される。 【0017】図4(a)及び(b)は、画素オーバラップが必要とされる場合、活性化閾値又はその他の所望のオーバラップ閾値によって画成される画素エッジの所望の配列を考慮するライン間間隔(ILS)によって分離される走査ライン90及び92を示している。 このIL
    Sは、代表的な写真プリント上で見られるよりも大きな中心間走査ライン間隔(SLS)を生じさせる。 走査ライン90及び92が同一画像ライン上にあれば、上記I
    LS及びSLSが領域72のようなオーバラップ領域を形成するために十分であり、従って、オリジナル画像の露光に整合して、ラインからラインへの露光レベルを保持するために十分であることが好ましい。 例えば、同一画像ラインの隣接する走査ラインの画素の50%強度レベルを整列させる(位置を合わせる)ことにより、所望の効果が得られるであろう。 同様に、その走査ラインが異なる画像ライン上にあれば、間隔SLSは、再び50
    %レベルに整列し、又はスポットの強度形状に依存する画素の活性化閾値に接するであろう。 画像ライン96のような画像ラインを生成するために、複数の画像ライン90〜94が用いられ得る。 この画像ライン96及び画像ライン98は、画像間間隔(IIS)を含んでいる。
    この画像間間隔IISは、図4(a)に示されるように、隣接するライン画像における隣接する走査ラインの中心間距離である。 上記IISは、相互に隣接する走査ライン94及び95における画素の活性化閾値エッジを有するために十分であるべきである。 しかしながら実際には、画像ライン間に極めて小さな暗領域が存在すると、視覚される奥行画像画質は高くなり得るということが判明した。 これはつまり、画像ライン96及び画像ライン98間の間隔IISが、走査ライン間の間隔ILS
    よりも大きいということである。 中心間画像ライン間隔(IS)は、複数の走査ラインが1つの画像ラインを生成すると共に、その走査ラインが一定間隔でプリントされ、更にまた単一の走査ラインが1つの画像ラインであるならば、SLSよりも大きい。 画像ライン間の必要な間隔は、画像ライン及び走査ラインが同一の場合には、
    ISを調整することにより生成され、また複数の走査ラインが1つの画像ラインを生成する場合には、IISを調整することにより生成される。 数本の走査ライン96
    〜100は、図4(b)に示されるように、画像ラインセット110を生成する。 図5に示されるように、各レンティキュルは、レンティキュル中心LCとピッチW
    (例えば中心間距離)を有し、全てのレンティキュルが同一である場合、均一な中心間間隔Wとなる。 画像ラインセット110及び120は、コンポジット画像を強調するように設計されたレンティキュル間画像間隔(IL
    IS)に対応する間隔である保護帯域gを有しており、
    これによりラインは、各レンティキュル下側に整列して配分される。 これから説明されるように、このILIS
    は、可変であり、また高速走査方向の露光間でプリントヘッドが移動するステップ数を変えることにより変化する。 中心間レンティキュラー画像間隔(LIS)は、詳しく後述するように、レンティキュル間隔(LS)に対して独立している必要はない。 【0018】レンティキュラー奥行画像が視認されるように設計されている標準視距離Lは、目が隣接するレンティキュルを視認するときに生じる角度変化を強調するために、図6においては実際よりも短く図示されている。 Lが標準視距離であるのに対して、実際の視距離は広い範囲に亘っている。 図6はまた、ほぼプリントの中心にあるプリントを視認するための標準位置に位置する目130を示しているが、視認位置は実際上広い範囲に亘っている。 目130が距離Lに位置すると、プリントの中央レンティキュルの中心LCを通過する光線132
    を介しての軸視野により、その目に対して、レンティキュル144に覆われる画像ラインのセット133のうちの1つの画像ラインによって形成される1つ視野スライスが付与される。 同一シーンからの対応する画像ライン136及び138は、各画像ラインに対する視認角度が異なる目130によって視認される。 同一シーンにおける各観察可能な画像ラインは、図6に示されるように、
    そのレンティキュルのレンティキュル中心LCに対して異なって位置付けられる。 即ち、画像ラインの各セットは、見える視野スライスもしくは画像ラインが、画像ライン134に対する軸視野スライスから離れ去るのに従って、中心LCに対して相対的にシフトする。 レンティキュル及び画像ラインセット間の位相関係は、軸偏寄量が変化するので変化する。 画像ライン136の中心位置は、レンティキュル140の中心LCから距離d 2だけ軸偏寄し、また対応する画像ライン138の位置は、レンティキュル142の中心LCから距離d 4だけ軸偏寄する。 この距離d 4は距離d 2よりも大きい。 つまり各画像ラインは、その関連するレンティキュル中心LCに対して異なる位置関係を有し、これにより標準視距離Lにおいて、視認者は、全てのレンティキュルからの画像ラインセットから対応する画像ラインを見ることになる。 【0019】光学的レンティキュルのピッチの変化による効果は、画像が視認される角度が変化することと同等である。 例えばレンティキュルピッチがWであれば、レンティキュル140に対する画像ラインセットの効果的な光学的中心は、W+d 2 1であり、一方、中心から偏寄した2つのレンティキュル間隔であるレンティキュル142の効果的な光学的ピッチは、W+d 4 −d 3である。 画像ラインセットがその範囲に亘ってシフトすべき距離がd(中心偏寄距離)であり、また軸位置(図6、
    レンティキュル144)からレンティキュルの数がnであるとすると、同一シーンにおけるnレンティキュルだけ離れた観察可能な画像ラインの位置までの1つのレンティキュル下の観察可能な画像ラインの位置は、第一の近似結果として下記の式となる。 【0020】 nW+nd (1) 一般に、dは、( i+n −d i )/nとして与えられ、即ち同一シーンの観察可能な画像ラインの位置におけるn
    レンティキュルに渡る平均シフト量である。 視軸上に位置する条件を満たすレンティキュルにおける前記変位量をd mとすると、隣接するレンティキュル間の同一シーンからの画像ライン相互間での効果的なピッチ(もしくは距離)に関する一般等式は、Wd=W+d mである。
    Wに対してdを付加することにより、そのレンティキュルに対する画像ラインセットの位相関係を調節することができる。 図6において、m=2で、レンティキュル1
    40に対してn=2で2W+d 2となり、またレンティキュル142に対してはn=4で W+d 4となる。 最大軸偏寄のレンティキュル147に対する距離dは、種々の間隔のテストラインを規定し、理想的な視認位置での視野に入るそれらのラインを特定することによって、
    実験的に決定することができる。 或いはレンティキュラー材の反射係数及びその材質や媒体の光学的方程式を用いて角度Aを求めることができるので、距離dは、通常の光線追跡技術を用いて、所望の視認距離L、目130
    からレンティキュルの光軸を通るラインであるライン1
    48までの距離L0 、及び軸ライン132上のレンティキュル144の中心LCとレンティキュル147の中心LCとの距離Dを求めることにより計算され得る。 非オフセットもしくは無位相状態に調節された中心間画像ラインセット距離が、W 即ちレンティキュルの幅に設定されるとき下記の式与えられる。 【0021】 LIS n =W+d (2) ここに、d=d n /nである。 隣接する画像ラインセットにおける隣接する画像ライン間の非オフセットに調節された距離がgであるとき、このgが画像ラインセット間の保護帯である場合には、 ILIS n =g (3) である。 等式(3)において、画像ラインが単一走査ラインであるとき、及び/又は隣接する画像ラインセットにおける隣接する走査ラインがそれらの間に保護距離g
    を有しているとき、 SLS n =g (4) である。 即ち、隣接するレンティキュル画像における隣接する走査ラインは、中心間距離gによって相互に分離される必要がある。 【0022】前述したように、好適なプリンタのようなプリンタでは、プリント媒体は回転ドラムに取り付けられ、高速走査方向はドラムが回転する方向であり、また低速走査方向は、そのドラムを横切り且つ該ドラムに対してプリントヘッドが移動する方向である。 低速走査方向における隣接する走査ライン間の距離は、光学ヘッドが低速走査方向に移動するステップ数によって特定され得る。 好適なプリンタがとり得る最小ステップサイズ
    は、0.0004インチである。 ある種の設定では、
    この最小ステップはマイクロステップと呼ばれている。
    このステップ距離を上記等式の結果に分割することによって、所望の保護帯域を保持すると共に、位相関係のオフセットに適合するライン間のステップ数を、プリンタを制御するために得ることができる。 実際、現在のプリントヘッドの位置から次の走査ラインまでのステップ数は、プリントされるべき画素値との関連で特定される。
    そのステップ数は、ラインに対応するエントリーで又は画素データの一部として分離ファイル内に設定され得る。 図6の例では、レンティキュル146に対する画像ラインセット137の最も左側の走査ラインとレンティキュル140に対する画像ラインセット139の最も右側の走査ラインとの間のステップ数は、g/ssである。 この値は、プリントヘッドがセット137の最も左側の走査ラインに位置するとき、セット139の最も右側の走査ラインに対する画素値との関連でそのプリンタに設定される。 上述した本発明の態様は、所望の視認距離及び位置に対してレンティキュラー材との方向及び位相配列で画像を電子的に書き込むための技術であり、特にセットが所望のピッチでプリントされる画像ラインセットの位相の調節を指向する。 既に説明したように、画像は、与えられたレンティキュル下側の多数の画像ラインにより構成される。 レンティキュル下側の画像ライン数は、1インチの1/20から1/300の範囲にある値Wと同様に、レンティキュル画像のシーンもしくは視野状態に依存して代表的には7乃至30の範囲にある。
    高い画質画像を得るための1つの手法は、レンティキュル上の1つの視野から次のレンティキュル上の画像ラインセットの関係する視野までのピッチが、ライン画像の各視野セットに対して正確にW+d nとなるように、各レンティキュルの後側に画像ラインを書き込むことである。 これは、画像ラインが高速走査方向に整列されると共にそれらの間の一定距離で書き込まれるように、レンティキュルの方向に平行な画像材上の1もしくはそれ以上のラインとして全ての画像ラインを書き込むことによって達成される。 高速走査方向に走査ラインを書き込む技術は、他の方向に書き込むのとは反対に、書込に必要な帯幅を減少させると共に、その画像処理を簡単化することができるが、これは、各ライン画像が1もしくはそれ以上の完全な走査ラインに対応しているからである。
    画像の個々の走査ラインと整列するレンティキュルの位置の問題を更に考察するために、各視野スライスが単一の走査ラインによって表される又は形成される、つまり画像が単一の走査ラインから成るものとする。 レンティキュル下の画像ライン数が理想的にpであるとすると、
    画像ライン毎の間の間隔は、画像ラインセット間に保護帯がない場合にはW/pであり、また画像ラインセット間に保護帯域が設けられている場合には(W−g)/p
    である。 ところが、画像記録装置は、その設計上の固有の制約のために、結果的に累積された画像ライン/レンティキュル配列誤差となるであろうライン間隔sでしか書き込むことができない。 N個のレンティキュルに亘るこの累積された配列・間隔もしくは位相誤差は、 (W/p−s)p・N (5) であり、或いは保護帯域の幅が、sの正確な倍数である場合には、 ((W−g)/p−s)p・N (6) である。 高い画像画質を達成するためには、各画像ラインは、対応するレンティキュルに対して正確に位置付けされる必要がある。 所望の画像ライン間隔を達成すると共に、その画像において位相誤差の累積がなくなるようにするために、そしてプリント装置の基礎ステップサイズが一般には理想的な画像ライン間隔と整合しないので、位相誤差の累積を正確に制御することが必要である。 【0023】位相誤差によって生じる問題は種々の方法により解決され得る。 その1つの方法としては、画像ライン間隔を正確に位置付けするために好適なプリンタのステッピング性能を利用することである。 例えば最小プリンタ・ステップサイズが距離ssであるとすると、そのとき n S =W/ss (7) であり、ここにnS は、レンティキュルピッチ当たりのステップ数である。 そして或いは、 n S =(W−g)/ss (8) である。 上記の式(7)又は(8)において、n Sの値は必ずしも整数になるという訳ではない。 好適なプリンタのようなプリンタでは、それが形成し得る最小ステップよりも小さい分数ステップを得ることが困難である。
    しかしながら、理想的には上記説明のように、分数ステップに対する必要性を生じさせる1つの走査ラインから次の走査ラインへの進行において非整数ステップが含まれる。 各走査ライン間の整数ステップを有するための必要性のために(これは、1つのステップが、そのプリンタによって可能な最小の回転移動距離によって定義されるためであるが)、そしてn Sの値が非整数であるために、2つのアプローチのうちの1つが用いられる必要がある。 【0024】第1のアプローチでは、n Sが整数でない場合、n Sの値を変化させることにより整数値が自然数に近似されるようにする。 この第1のアプローチは、レンティキュル下の初めの2つの画像ライン間で、間隔I
    Sを低速走査方向に次の整数まで、即ちn Sよりも大きな次の整数まで増加させることにより行われる。 レンティキュル下の第2及び第3の画像ライン間の間隔は、次の整数、即ちn Sよりも小さな整数に切り詰められる(又は減少される)。 このような理想的なステップ数の端数切上げ又は端数切下げの切換処理は、次の画像ラインに対して繰替えされ、これにより累積残余誤差が最小値となる。 かかる手法により、画像ラインセットにおいて最小残余誤差に維持するが、それはまた、1ステップ毎に変化し得る不均一画像ライン間隔を招来する。 【0025】もう1つのアプローチでは、各レンティキュルにおける一定の画像ライン間隔を維持し、隣接する画像ラインセット(レンティキュル)の境界において隣接する画像ライン間の間隔を変化させることによって、
    累積位相誤差を補正する。 かくして、レンティキュル間のギャップにおける間隔ILISは、可変幅非露光領域を生成することによって、累積不整合もしくは位相誤差を除去するために用いられる。 レンティキュル間に保護領域gを含んでいる場合には、該保護領域の幅は変化するであろう。 このアプローチの利点は、各レンティキュル内の画像ライン位置の配分が同一であるという点である。 レンティキュルレンズが、保護領域の幅を横切って倍率を変化させるならば、ライン位置の最善の配分は、
    均一に間隔を設ける必要がないということが理解されるであろう。 その代わりに間隔は、レンティキュルの非線型性を補償することができる。 レンティキュルの有効な視野領域を正確にカバーするためにn S・pステップが必要とされ、そして各画像ライン間の間隔がN Sステップの整数値であるならば、ここにN Sはn Sよりも小さい直近の整数値であるが、レンティキュル間の間隔IL
    ISの幅は、次の式により与えられる。 【0026】 ILIS=n S・p−p・N S =p(n S −N S ) (9) 或いは、 ILIS=(n S・p−p・N S +g) (10) ILISは、一般にssの非整数倍数であるから、一対のレンティキュルに対する画像ラインセット間のギャップにおけるステップ数の実際の整数値は、レンティキュルからレンティキュルにかけての累積誤差を除去するために用いられる前述した端数処理手法を用いることにより変化され得る。 【0027】保護帯域gは、画像ラインが、各レンティキュルの有用な視界に亘ってのみ分配されるようにすべく、レンティキュル間のギャップサイズを増大するために用いられる。 【0028】画像ライターの実際のライン間隔は、有効視野数よりも実質的に大きな、レンティキュルを横切るライン数をもたらす。 即ち、視野数によって分割された有効ライン数は、整数にはならない。 この場合、全ての有効ライン数を占有するためにそのレンティキュルを横切る画像を分配するための数本の画像ラインに対して、
    1本以上の走査ラインが使用され、これにより書込とレンティキュラーピッチとを整合させる。 このことが図7
    に図示されているが、2つの走査ライン160及び16
    2が単一画像ライン164を生成するために用いられる。 【0029】図8には、本発明に従ってライン間隔を調節する処理が図示されている。 関連出願に記述された処理(図示されていない)を用いてコンポジット・プリントファイルを得ることができる。 このプリントファイルは、各々が仮定された写真走査ライン間隔を備えた走査ラインのリストを構成する。 各走査ラインは、画素の色を表現するための複数の画素値を含んでいる。 全ての画像ラインのライン間隔は、レンティキュル当たりの視野数から完全化され(169)、そしてレンティキュル当たりのライン数が選定される(170)。 ライン間隔は、1つのレンティキュルと結合するラインがグループ分けされ、正確にそのレンティキュル下に位置付けされるようにするために、レンティキュル間の所望のギャップを形成するように選定される。 画像ラインが単一の走査ラインにより構成される場合、これは、IISが調節されるのとは別にSLSが調節されるのを要求する。 この調節では、現在の位置、即ち先に走査された画像ラインの最後の走査ラインから各画像ラインの最初の走査ラインまでのステップ数が、使用される特定のプリンタに対してオーバラップを除去する必要なステップ数、又は全てのプリンタに対してオーバラップを除去する任意のステップ数まで、上記仮定された写真走査ライン間隔以上に増大されることを必要とする。 次の工程では(17
    2)、有効な光学ピッチに対して補償するために、レンティキュル及びレンティキュル画像ラインセット間の位相関係を変化させるために、画像ラインセット間の間隔ILISを調節する。 これは、現在の位置が、先に走査された画像ラインの最後の走査ラインである場合、その現在の位置から次の画像ラインセットの最初の走査ラインまでのプリンタのステップ数を調節することによって行われる。 ライン画像間隔ISを備えた画像ライン数が、プリンタのステップ幅によって割り切れる整数でないならば、そのシステムは、前述した理想的ISの四捨五入手法によって又はILISに対する1ステップでの切上及び切捨の切替によって、累積誤差を除去するためにライン間隔を調節する(174)。 そして該システムは、各々が関連する調節されたステップ数を備えた走査ラインを、プリンタへ送出する(176)。 通常のステップモータ制御手段を用いるプリンタは、各ラインに対応するステップカウントを使って低速走査プリントヘッド位置間でステップする。 代表的なステップモータ制御形式のプリンタでは、新たなもしくは次の走査ラインにステップする前に、ステップカウント・レジスタは、次の位置までのステップ数に対するステップカウントを装荷される。 プリントドラム位置に関する同期パルスは、
    所定のクロック率形成パルスでカウントダウンするカウンタへロードされるべきステップカウントを生じさせる。 各ダウンカウント・パルスは、プリントヘッドに取り付けられたモータを、各パルスに対して1ステップで、移動させるモータコントローラへ供給される。 カウントがゼロに達すると、モータは停止し、ドラムが正規のスタート位置に達したときに、走査ラインがプリントされる。 選択的に、プリンタのマイクロプロセッサは、
    各同期パルスで所望の走査ライン間隔に対応する適正なパルス数を発信する。 【0030】以上の詳細な説明から、本発明の多くの形態及び利点が明白であり、かくして特許請求の範囲によって、本発明の思想及び範囲にあるそれら全ての形態及び利点を包含すべく意図されている。 更に、数値的修正や変更等は当業者において容易に行い得るものであるから、図示され又は記述されたその具体的な構成及び作用に本発明を限定すべきでなく、従って全ての適合可能な修正及び同等物が希求され、それらは本発明の範囲内に属する。 【0031】 【発明の効果】上述のように本発明によれば、この種の奥行画像においてプリント空間を調整することにより、
    その画像を最適化し、良好な画質を得ることができる。
    かくして比較的易いコストで鮮明な奥行画像を実現することができる等の利点を有している。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るレンティキュラー画像システムの作用を示す図である。 【図2】本発明に従う奥行画像を形成するために必要なシステム及び作用を示す図である。 【図3】(a)及び(b)は、代表的写真プリントがライトバルブ・アパーチャ形式のプリントによってプリントされている場合に、画素及びプリンタ走査ラインの特徴を示す図である。 【図4】(a)及び(b)は、本発明に従う奥行画像の特徴を示す図である。 【図5】本発明に従う奥行画像の特徴を示す図である。 【図6】本発明に従うレンティキュル及び画像ライン間の位相関係の変化を示す図である。 【図7】本発明に従う倍数走査ラインプリントを示す図である。 【図8】本発明の処理の工程を示すフローチャートである。 【符号の説明】 8 奥行画像システム10 画像ラインセット12 画像ライン14 レンティキュル16 オーバレイ17,18 目20〜30 光線40 画像捕集システム42 画像処理システム44 画像プリントシステム46 オーバレイシステム60〜66 画素68 走査ライン70,72 オーバラップ領域82 活性化閾値96,98,100 画像ライン130 目132 光線134,136,138 画像ライン140,142,144,146 レンティキュル

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) G03B 35/00 G03C 7/14